古舘伊知郎的に表現する1

(タイトルに1があるな、続ける気満々なんだよ今の時点では)

 「ここは若い人ばかりだな、しかも女の子ばかりだな、たまに珍しく男の子も出てくるな、私の世代がまるで出てこないな、私の世代が不思議な謎のダンスしてるのが出てきたらアガリとしよう」と、パソコン画面をぐいぐいスクロールさせて掘っていくが、掘っても掘っても(反復法。修辞法の一つ。同じ言葉を繰り返すことによって肯定否定断定疑問反語その他全部を強める、或いは、話者がただ興奮してるだけかもしれない。その興奮も「強める」という意味ではそこに含めてよい)一向に年配者が現れない。かなりしばらく掘っても出てこない。
 もう「出てくるまで寝てはならぬ」ゲームを自分に課しているので祈るような気分でスクロールさせてようやく禿頭の小太りのヒゲが出てきた安田大サーカスの彼だ親しみをまるで感じないので芸名も文字にしたくない芸名に敬称をつけてる連中とてもずるいしかも47歳で「ちゃん」はないわ。
 彼のことにあまり詳しくないので(三人組でデビューした当時は記憶がある)検索する。検索して、彼の普段の行動を追いかけて、彼の生活を知り、ああこれは、古舘伊知郎的に表現すると
「おおっと、掟破りの逆『この人にしてこの疾あり』であります」
だなあと思った。もうそんなに長くはない。
(つづく)

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