これはトー横に集まる子どもらの話 4/30 16:33

  そういうワケありの連中の聖地みたいな扱いで全国に知れ渡ると、ワケありの連中以外、ワケありワナビーの方々まで集まるようになる。まだあそこは『怒りの葡萄』の冒頭だ。なにか幸福なところがあると思ってそこを目指していくのだろうけどそこにもきっと何もない。現代のそこの登場人物も『怒りの葡萄』にはるか及ばない方々だ。あそこに集う子どもらよ、あんな小汚い狭いところで有名人になってもなにもいいことない。そしてなんであの子どもらはあそこを目指すのか、やめておけ、そこはおまえらがいまいる場所よりもっと劣悪な環境しかないぞ新宿歌舞伎町トー横。

 一般人の助け合いボランティア他には限度があるのと、援助されるべき方々のかなりの割合が一般のそれから嫌悪されるレベルの行動をやらかす人々、所謂「将棋の才能のない小池重明」、だいたい粗い目の網のすき間からこぼれ落ちる。そのこぼれ落ちた人らを自腹でなんの見返りも要求しないで救うボランティアなんてその数から比べたらゼロに近い。先日、その救う側を、救われねばならないレベルにいる方々が一斉に攻撃してダメにしてしもうた。いろんな意味で救われない。ここ、カワイ、うまいことをいった。

 そういうわけで社会福祉は共助とか互助のような民間任せではなく制度的に社会が保障すべきなのだけど、それが機能していないというのは先進国ではない。歌舞伎町の若者らがたまるスラムのような場所もどうにかできないその先に、老人福祉や障害者福祉などの崩壊がある。あそこと私らの生活は地続き。他人事ではない。入管の外国人への処遇のひどさと、刑務所の処遇の低さと私らの社会福祉はつながってるのと同じ。

 カリフォルニアを目指した家族の子どもらはトラックで楽しそうにカリフォルニアを叫ぶ。子どもだからあんまりわかってない。カリフォルニアも元の農場よりひどい


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