一人暮らしは何歳までできるか

三世一身法(さんぜいっしんのほう)は、奈良時代前期の養老7年4月17日(723年5月25日)に発布された格(律令の修正法令)であり、墾田の奨励のため開墾者から三世代(または本人一代)までの墾田私有を認めた法令である。当時は養老七年格とも呼ばれた。(Wikipedia)

中学の歴史の時間に学んだ。「墾田の奨励のため開墾者から三世代(または本人一代)までの墾田私有」
当時の教師が授業中、
「カワイー!三世代ってことはだいたい何年間くらい私有を認められたんだろうなあ?」
とたずねてきた。どの教科の教師にも授業中に私は便利に使われてたような記憶がある。その他クラスに何人か「教師が軽いノリで質問しやすいそういう体質を生まれながらに持つやつら」がいた。

中学生の私はその質問にやや食い気味に自信をもって、
「300年!」
と返事した。教師は、
「おまえ!100歳まで生きるつもりか!あとな、赤ちゃんは開墾できんだろう。300年じゃあないわ、もっともっと短い」
といった。その通り!と思った。この「その通り」は「赤ちゃんは開墾できないからどんなに長くても三百年はないわ」の「その」じゃなくて、この場合の「その」は、「そうだよ、私は百歳まで生きるつもりなんだよ」の方の「その」だ。私の希望は子どもの頃から長生きだった。100歳を目安にしていた。いろんな数字表記してるのはあとから検索するためです。

キッチンを片付けながら夕飯を作りながら、持病もあるし百歳は無理だろうな、とその当時のことを思い出した。入院前は百歳まで生きる気満々でいた。今はもうその長生き希望は無理だろうなと思うのと、百歳で一人暮らしも無理だ。祖母は90歳まで一人暮らしをしていた。きっと一人暮らしはそこらが限界だろう。病気のこともあるし、八十もギリギリかもしれない。ただ、七十歳は越えたい。

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