中学の写真部はとても面白かった

学研の『科学』と『学習』はうまいことやった子ども向け雑誌だろう。ちょいと勉強に振ったふりしたただの雑誌だが親からの拒否反応はさほどなかったように思う、当時。付録がまた勉強にちょこっと振った付録だったのでそれもあったかもしれない。
 たしか「暗室使用必須」のピンホールカメラ的なものが付録についてきたことがあった。どこの家にも暗室なんてあるわけもない。あの当時のガキはあれをどうやって使ったのだろう。私は早々に諦めた。
 中学時代、写真部にいた。モノクロ写真の現像その他のやり方はそこで教わった。薬剤一式があればモノクロフィルムならなんとかできる。ただそのモノクロフィルムと薬剤一式その他で、とてもよいデジカメが買える。私はデジカメを推すが、いまさらデジカメでもなかろう。もう必要ともされていない。携帯端末付属のレンズの方に開発が特化されてしもうた。個人的には残念だがしかたがない。つかってみりゃわかるが、携帯端末のアレの方が便利だもの。
デジタル一眼でピンホールカメラレンズは簡単に作れる。本体向けキャップに極小の穴をあけて長時間露光すりゃいいだけだ。味のあるいい写真が撮れる。しかしこれも無駄な動きだと思う。最新鋭の機材にもっともレトロな仕組みで味のある写真を撮影したところで何になるばっかじゃなかろか。

先日、ドローンにiPhone詰んで本物の旧式のポラロイドカメラ積んで上空撮影した動画が流れてきた。出来上がったポラロイド写真はほんとたいしたことのない不鮮明なあの当時のやつだ。無駄なことしやがってwwwと思った。

中学の写真部はとても面白かったぞ。あの時代、写真部なんていう課外活動まで用意してくれて義務教育よありがとう。もう今後の日本には出てこないだろうあれ系の面白い課外活動。

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