海を最初にみたやつは感動して「うー!」というのか吉本隆明。言わないと思う。ただ、感動したらア行かワ行で叫ぶと思う。外国人も同じ。アーとかワーという。

これは私だけの私特有の捉え方なのかもしれないけれどでもきっと幼児のころから小中高を通じて私らには関係のないことだよなと思ってるランキングというのがあって、そりゃ幼稚園時代に買っていた雑誌『たのしいようちえん』(略称たのよう。もう一種『ようちえん』という幼児向け雑誌もあったのだけど、同じ幼稚園児の私にも『ようちえん』は内容が幼稚で「私には合わない雑誌だな」と思ってきっと一度も買ってない。弟が買ってもらったのを読んだかもしれない。たしか弟も『たのよう』派)にも出てくるし、小学校一年生の音楽の時間にそういう歌を歌わされたのも覚えているが、ここからどうやってもそんなもん見えもしないし、そういう山があるのは知ってるが、私の心をゆさぶったり捉えて離さないほどでもないたぶん私には関係もないもんだ、というものに、
「富士山」
がある。我が国の代表のようにエベレストと並んだ高さ比較とかその雑誌にも出てたりするが、どうも私にはまるで関係ない山だ。見えてれば愛着もわくんだろうが見えないし、わりとどうでもいい山。でも東京でみて「これかあ」という体験を以前書いた。感動はした。見えるところに住んでるんだなあ私、という比重の方が大きいかもしれない。山をみたけど「やー!」とは言わなかった。当たり前だ。ただこっちに戻ってきてしまって、やっぱり「私には関係のない山だな」になってしまった。我が国の!みたいな感覚がまるでない。

もう一つ、私らにゃ関係ないもんだよなあというのがある。次回にする。

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