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花火をほぐして火薬をガラス空き瓶に詰めて遊んではいけない
昔の、子どもへの諸注意は、「エスカレーターで首を横に出すな」「捨てられている冷蔵庫に入るな」「花火をほぐして火薬をガラス空き瓶に詰めるな」だった。毎年それで子どもが死んでた。
子供の頃は花火を買ってもらって火をつけてもらうとその手持ち花火を振り回したり、道路の雑草を燃やしにかかったり、花火ゴミを燃やして遊んだ。花火のきれいさを楽しむことはあまりなかった。その時大人である父母は「花火はそうやって楽しむものではない」と私に言ったが、これ以外の楽しみが他にあるものか。
私の姪がこっちに遊びにくるのはだいたい夏で花火を買ってやっていたが、姪も、子供のころの私と同じことを、教えてもいないのにやってた。花火は子供にとって合法的な火遊びなのであるなあと思った。私は自分にもその経験があるのでとめなかった。とめない大人を持っててラッキーだったぞ姪よ。
昼間、弟に、腕を曲げて上下させながら道を横切らせ、ロケット花火で弟を狙うというインベーダーゲーム的ロケット花火遊びをやったことがある。二人ともゲラゲラ笑いながらでとても楽しかった。夏休みの子供の花火の事故ってのはこうやって起きるんだな、といまならわかる。