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【99%は後の祭り】ロシア問題の検索結果

2022年2月24日にロシアの軍隊が南下して2年半。
このロシアにまつわる問題については、何故か呼称が定まらない。

何故、これといった呼称が定まらないのだろうか?

呼称が定まらなければ、人々は自分の思想を乗せて検索する。

ロシア 侵略
プーチン ボケた?
ウクライナ ガス抜き 報道統制
アメリカ 後ろ盾
ロシア問題 プロレス
ロマノフ朝 怨霊
MATANA   情報操作
蘇我氏 言霊 井沢
プーチン 巨乳
男坂 続編 ネット
住みたい街ランキング 黒幕 阪

検索ワード組み合わせの妙


こういった具合に、様々な単語の組み合わせで、ロシア問題を調べようとする。

この時こそが本当の問題なのだ。

この「ロシア問題」を人々がどのように考えているのかを、人々の「思想」をIT企業は捉えたい。
だから、ロシア問題の呼称をあえて一元化させていないのだ。

例えば「ロシア問題 プロレス」という組み合わせで検索している人物は、八百長の線を疑っている。
例えば「ロシア 侵略」という組み合わせで検索している人物は、ロシアが悪者だという前提認識がある。
例えば「ウクライナ ガス抜き 報道統制」という組み合わせで検索している人物は、ウクライナが20年来にわたってロシア持ちのパイプラインからガス抜きをしていたことを知っており、そのガス抜きが問題の原因ではないかと思っているが、メディアで報道されないことに疑問を感じている。

このように、
あえてロシア問題の呼称を一元化させないことで、
人々の検索ワードが「自由化」され、人々のロシア問題に対する「思想」が可視化されるのだ。
そして、IT企業はこのロシア問題を人々がどのように解釈しているのかを把握できるようになっている。
人々の自由意思をとらえた非常に精度が高く巧妙な世論調査ならぬ「思想調査」だ。

これがロシア問題の呼称を一致させないことの狙い筋ではないだろうか。


思想を把握するIT企業


ロシア問題は氷山の一角。
人々の思想本音はIT企業によってつねに狙われている。
日本人ほぼ全員の本音が大手IT企業に筒抜けになっている。

ある問題についてあなたがどう考えているかをIT企業は知っているのだ。

検索エンジンの前では、人前で言えないような本音をポロッと漏らすのではないだろうか。

漏らすはずだ。

だから、検索エンジンの向こう側にいるIT企業はあなたの本音を知っているのだ。
本音の集まりのことを思想と言ったりもする。
ある人物の本音の断片を拾い集めれば、その人物の思想を完成させて理解できる。
したがってIT企業は、
その人物すら気づいていない、その人物の思想を理解できるのだ。



思考パターンの可視化

では、ある人物の思想がわかれば何ができるのだろうか?

思想とは様々な事柄についてどう考えるかという「思考の束」「思考のパターン」だ。
先程の例で言えば、
ロシア問題についてどのように考えているかという思考がやっこさん達に明け透けになった。
こうしたある人物の思考の傾向を数多く入手していくと、その人物が「どういうインプットに対し、どういうアウトプットを返すか」がわかるようになっていく。
ある人物の思考の傾向を数多く入手すれば、
「思考の束」「思考のパターン」いわゆる「思想」が明け透けになる。

「どういったインプットに対し、どういったアウトプットを返すか」が明け透けになる。

要は、
「ある人物がどのように行動する」かが丸裸になるのだ。

いわゆる思考パターンの可視化である。



利便性と引き換えに思想を売る時代

様々なアプリが百花繚乱状態だ。
スマホでネットに繋がれば、様々な利便を受けられる。

だがその時、読者の思想は静かにだが確実にIT企業へと吸収されている。

例えば、
「旧Twitter (X)」というSNS。
文字制限がある思想拡散アプリだ。

これはそのままである。

利用者は自分の意思を表明してスッキリするという「利便」を得て、意思の束である思想をIT企業に明け渡している。

はっきり言って、このビジネスモデルを考えた御仁は天才的を少しばかし超越している。

人々の肥大した自己顕示欲とそれ以上の無知につけ込んで、見事に思想を搾取、吸収してしまった。

今日も数だけは綺羅星の如き書き込みがオンラインでなされているが、それは攫われいく思想の哀しみの輝き。

自分自身すらも理解できていない思想や思考パターンを吸収されるというのは本当に本当に恐ろしいことだ。

それは何故かと言えば、
思考パターンを吸収されちゃうと、思うがままに操られちゃうからだ😉



気付けない永遠のマリオネット


あるインプットに対し、どんなアウトプットを返すのか?

インターネットの利用によって、「これ」を利用者はIT企業に把握されているのだった。
「これ」のことを「思考パターン」やら「思想」というのだった。

そして、自身の思考パターンや思想というものはなかなか自分で気づけないものだ。

「君の判断基準はおもいっっきり資本優先主義だよ」と言っても、「はあっ?」となるのが関の山。

人は自分が何を優先して判断を行なっているのか、そうしたことに無頓着だ。
何故なら、その人にとってその判断が当たり前になるまで「刷り込み」がなされているからだ。




愚者は踊り、賢者は微笑む


では、思考パターンを吸収されて、思うがままに操られちゃうとその先どうなるのだろうか?

実はその問い立て自体がすでにナンセンス。

「思うがままに操られちゃうと『その先』どうなるのだろうか?」

『その先』が今なのだ。



いつ踊るの?
今踊ってるでしょ!! の世界だ!!


詰まるところ、
とっくに踊る人形は大量に生産されているのだ。



コロナ事変で有事の思考パターンすら吸収されちゃった


コロナ問題は「思想の吸収」という文脈の中で大きく強い意味がある。

コロナ前はずっと平時だった。
コロナ期間は「非常時」だった。

したがって、コロナ前はIT企業が集めていたものは「平時の思想」だった。
翻って、コロナ期間中にIT企業が集めていたものは「有事の思想」だ。

つまり、
IT企業はコロナ事変を経て、
人々の「平時の思想」も「有事の思想」もくまなく平らげたのだ。

人々が平時の思考パターンも非常時の思考パターンも吸収される。
    ↕️ ↕️
IT企業が平時の思考パターンも非常時の思考パターンも吸収する。


これがどういうことかといえば…

プロ野球で例えてお開きにさせてもらおう。




…わてらずっと1回の表やらされとんじゃ…

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