ベルギーワッフル練乳いちご/カフェベローチェの槌撃
これも美味い!
あま〜〜い!!
これぞ甘露だ!
前回は「とろうま贅沢プリン」のディープインパクトを紹介したが、カフェ・ベローチェの傑作スイーツは「とろプリ」だけではなかった。
今回紹介するのはカフェ・ベローチェのスイーツメニューの一つ「ベルギーワッフル〜練乳いちご〜」だ。
さあ前口上はこれくらいにして、本題いってみよう!
前回までのあらすじ
カフェ・ベローチェで文字通りお紅茶を濁してばかりいた筆者だが、ふとスイーツが食べたくなり「とろうま贅沢プリン」なるものに食指を動かした。
甘いものは男子として好きな範疇に入るだろうが、好んで食べるわけでもない。
そんな筆者にとって青天の霹靂の甘露だった。
これが甘いものの真骨頂か!と気付かされたのだ。
そんな喜びの中にも疑問が残った。
果たしてカフェ・ベローチェの中でこの「とろうま贅沢プリン」だけが特異点の美味さなのか?
はたまたカフェ・ベローチェはスイーツ全般が美味甘露で出来ているのか?
眠れない夜を過ごした筆者は意を決してカフェ・ベローチェにふたたび赴いたのだ。
果たしてカフェ・ベローチェで待つものは、甘美の歓待なのか凡百のスイーツなのか。
ベルギーワッフル〜練乳いちご〜
見るからに美味そうだ。
だが「一見は真ならず」といったもので油断は出来ない。
特にインスタ映えを過度に気にする現下にあっては、味を置き忘れて見栄えだけが先行するケースが目立っている。
さて、
このベルギーワッフル練乳いちごを頼むとナイフとフォークをあしらってもらえる。
ここから既に本格スイーツの香りが漂っている。
「ナイフとフォークなんて手間がかかるなあ」「プリンだったらスプーンだけで楽なんだけどなあ」などと前回の「とろうま贅沢プリン@480円」の余韻を引きずりながらベルギーワッフルにメスを入れていく。
うん、うん。
これは、、美味い。
練乳が甘〜い。
レンニュウなるものに普段は縁がないものだから果たしてどうかと思っていたがこれは甘露だ。
口にほうばってしばらくすると、ワッフル生地の香ばしさと練乳の甘みが懐かしいハーモニーを奏でてくる。
これは・・・
そうこれは「綿菓子」の味に近い。
大昔に下町の駄菓子屋でお世話になったワタガシの味と、都会のど真ん中で再開できた。
練乳とワタガシにどんな論理的整合性があるのかは不明だが、とにかく昭和の駄菓子屋を想起させる力が「ベルギーワッフル練乳いちご」にはある。
論理や理屈なんてものはこの際どうだっていいさ。
「知は情にいつも一杯食わされる」とはラ・ロシュフコーの箴言だが、スイーツほどこの箴言がピッタリくる概念はないのではないか。
理屈ではないものの代名詞、きっとそれがスイーツなのだ。
天を望むか カフェ・ベローチェ
甘味と甘露が脳天を突き抜ける。
そんな感覚だった。
「とろうま贅沢プリン」が甘みでとろける感覚であるなら、
「ベルギーワッフル〜練乳いちご〜」は甘みが突き抜ける感覚だ。
とろけたいか、
突き抜けたいか、
その日の気分で二つのスイーツを使い分けてみてはどうだろうか。
さてお次は、
「ベルギーワッフル〜チョコ〜」のお手並み拝見だ。
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