ダ・ゴイーノ 阪急西宮北口でパスタならここだっ!
値上げかよっ。ここも御多分に洩れず値上げかよっ。1100円ランチが1400円ランチかよっ。
でもこの店のクオリティなら仕方ないなあ。
阪急神戸線・西宮北口は大阪梅田まで12分、三宮まで14分ひいては宝塚まで15分という卓抜したアクセスを誇る要衝にある。
そんな四通八達の西宮北口であるから、自ずと人々が集まり密度の経済により飲食店のレベルも日増しに向上している。
こうしたグルメ激戦シティー西宮北口にあってイタリアンといえばトラットリア ダ ゴイーノ(TRATTORIA Da GOINO)だ。
今日は西宮北口の実力派イタリアンであるダ・ゴイーノについて語ってみよう。
TRATTORIA Da GOINOにGo!
ダ・ゴイーノ
4.2
(137) ‧ お手頃 ‧ イタリア料理店 ‧ 営業時間中・駅徒歩4分〒662-0832 兵庫県西宮市甲風園1丁目12−12
コロナ前は1100円だったのだが、久方ぶりにやってきたらばAランチ1400円からとなっていた。
ワタシがコロナ大帝と死闘を繰り広げていた間に、世間は太平楽に値上げ合戦にうつつを抜かしていたとはまったくもって遺憾である。
さてパスタは4種類から選択できデザートやドリンクもオプションで円転滑脱に追加可能なので腹具合に応じて融通がきく。
そうした細かいことを考えたくない人向きにBセットという上げ膳据え膳コースがあるが、2800円といささかばかりお高くなっているので留意されたしだ。
またランチを土曜もしっかりとやってくれているのもポイント高しである。
全身全霊で前菜を食う
ダ・ゴイーノさんの売りは前菜だという意見もきっと根強い。
確かに美味である。
ボリュームこそお淑やかで控え目ではあるがどこか珍味であり芳醇である。
まずはこの前菜をゆっくりと「いかにも料理知ってますよ」といった風情で食べるのがワタシのルーティンだ。
根本的にワタシは「いま何食べてんだかワカンナイ」級の甲斐性なしなのだが、それでも「うまいっ」と心底思えるんだからこれは相当に美味いはずだ。
パンはフォークで食え
いまだコロナレジームから抜け出せない筆者は、素手で何かを掴むことを蛇蝎のごとく忌避する。
だからパンをナイフとフォークを用いて食べるという、マリー・アントワネット流の格調高いしばきかたで平らげるのだ。
ここのパンはこれまた分量こそ少ないが美味いような気がする。
パスタといえばペンネ一択
さて遂にパスタがやってきた。
ここに来たら「ショートパスタ ペンネ」一択だ。
というよりも、ダ・ゴイーノさんにかれこれ1万回は来ているが、ショートパスタ以外は食したことがねえだ。
それくらい癖になる芳醇なかほりのショートパスタ ペンネなのである。
王者の値上げ
前菜、パン、ショートパスタと平らげてみて思ったのだが、総じてコロナ前よりもさらに味に磨きがかかっている。いやそもそも食材自体がさらに良くなった感がある。
だから1100円から1400円への値上げはただ単なる値上げではない。これは質の向上を伴った王道の値上げだ。
1400円とリニューアルしたAランチはもはや王者の風格すら漂わせている。
つまり、これはお値打ちであるっ。
西宮ガーデンズを超えて beyond the time
11時半開店で予約客により半分ぐらいの席が埋まるので、予約して向かうのが上策だろう。
宝塚線の線路沿いを歩いていたら、放っておいてもそのうち辿り着くのでまあ問題はあるめえ。
西宮北口には西宮ガーデンズという強烈無比な大型ショッピングモールがあるが、その中に入っている飲食店セグメントと比べてもゴイーノはまったく引けをとらない。
むしろ西宮ガーデンズへの客足が増えれば増えるほど、ゴイーノの引力に曳き寄せられるグルメ魂は増えていくのではないか。
コロナ大帝との死闘も一服ついたことだし、これからは月一ぐらいでゴイーノにこようと想う。
昨日、大阪梅田のドラッグストアでお姉ちゃんの客引きの声に曳かれてモスグリーンのマスクを買わされたことだし、ゴイーノの軒の色とお揃いで丁度いいや。
やはり週1ぐらいで来ることにしよう。
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