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文明論

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文字による思考の可視化、数字による価値の可視化、そして情報のデジタル化による倫理観の可視化さらにその先へ。射程の広い論点だが、だからこそ読み応えのある記事ではないか。
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2024年6月の記事一覧

リュックサック亡国論

リュックサック亡国論

ポケットが1つもないんじゃ(笑)

文明論の見地からの分析

リュックサック通勤が市民権を得て久しい。
15年にはおよそ思いもしなかったスタイルでの通勤がすっかり定着している。
多くの人々がリュックを背負い、時に前にリュックを抱きかかえる変則スタイルで譲り合いの精神を魅せているのだ。
このリュックサックスタイルは、文明論の観点から見るとすこぶる芳しい。

生物学的人類の発達進歩を簡単に振り返ってみ

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17,705日ぶり、ノーマスク

17,705日ぶり、ノーマスク

まさかこんな日が来るなんて…。
半年前までは思いもしなかった。

2020年のあの日から、
雨の日も風邪の日も、
恒にマスクを座右に置いていた僕だった。

だけど今年春から、
僕は徐々にだがマスクを外す機会が増える。

空気のようなものに気付いたからだ。
マスクはもうつけないでいいよって言ってる優しい空気に。
マスクなんかつけんなって言ってる怖い空気に。

でもやはり、
電車の中や高齢者が多くいる

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こんにちは?!わ!?/57%が知らない真実

こんにちは?!わ!?/57%が知らない真実

「こんにちは」は日本版CIAである。

内偵を見破れ

昔から、
戦いをする前には敵方の様子をしっかりと探るのが常道。
「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」と孫子がいったもので、敵方の様子を知らなければ戦はうまくいかない。
そこで敵情視察のためにスパイやら間者を放ち、敵の内情を探らせるのだ。
裏返してみれば、このスパイやら間者に入られなくするのが勝利の方程式になる。

そこで「こんにちは」のお

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ホームレスシティのすゝめ/コンパクトシティの超克

ホームレスシティのすゝめ/コンパクトシティの超克

コンパクトシティには問題が山積している。
郊外と駅チカという貧富の格差を大前提に、
インフラ整備を駅チカに一点集中させて行政効率と企業効率最大化を至上命題にする。
国民国家というスケールでみた場合、このやり方には持続可能性が全くない。

そこでホームレスシティだ。
コンパクトシティの勢いを駆って、持続可能性のあるシティを構築するのだ。

コンパクトシティという計画経済

コンパクトシティには計画経

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