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新人から3ヶ月、この時期に成長を鈍化させないために覚えておきたい3つのこと

あっという間に6月。新社会人のみなさんも3ヶ月目に突入ということで、だいぶ慣れてきたのではないでしょうか。

僕の職場では入社して3ヶ月経つと7月1日入社があるのでもう新人とは呼べない空気になってきます。だから、一刻も早く仕事のペースはつかんでもらいたいんだけど、たまたま知り合った4月入社のメンバーから最近こんな相談がありました。

入社してもうすぐ3ヶ月ですが、職場に慣れてくる時期に大事にしておくと良い心構えとか教えてほしい。

おい、もうちょっと早く先輩に聞いてくれても良かったんじゃないかと言いたくなるのだけれど、実際に僕も入社した数ヶ月は本当に記憶があいまいで、自分が成長しているのかもよくわからないし、周りの同期から初受注!とか聞こえてくると焦ることもよく分かる。学生の時と違って、仕事のできるできないは給料にも影響するのでシビアだよね。

ということで、いつもお酒呑んで酔っ払っているだけじゃないんだぞアピールするべく、珍しく真面目にアドバイスをしたところ、とても喜んでくれた(ように見えた)ので共有したい。

入社して3ヶ月間の心構えといったら、大きく3つかなと思っている。

■入社してから自分が置かれる環境について客観視しておく
■PDCAのまわしかたを身に着ける
■遠くの目標をぼんやりでもいいのでイメージする

入社してから自分が置かれる環境について客観視しておく

入社して3ヶ月間は多くの場合は会社の中で「新人導入研修」なるものがあって、割としっかりした研修を受けさせてもらえる。一気に商品サービスや業務に関するインプットが行われて、時にはテストもあったりして、新入社員にはすさまじい勢いで仕事を覚えることが求められる。先輩の仕事の同行なんかもあったりして、「ああ、これが社会人かぁ」なんて思う瞬間もあるかもしれない。何もかもが新しいことだらけで時間の流れも速く感じられるだろう。

しかし、ここで大事なのは自分を客観視すること。スゴイ速さで成長しているような感覚があるかもしれないけれど、それは周りの環境に走らせてもらっているということを忘れてはいけないんだよね。それを自分の力だ、成長だと喜んでいると、3ヶ月くらい経ったころ、突然「自分の成長が止まっている??」と不安になる瞬間がやってくるのである。

入社3ヶ月後の漠然とした不安

入社して3ヶ月、研修が落ち着いてきて先輩の手も離れはじめてくる頃。業務に慣れてきたころに突然こいつがやってくる。

以前と成長のスピード感が違うかも・・・

なんて考えちゃうタイミングである。慣れてきたから倦怠期?なんて人もいるかもしれないが、ちょっと違う。この不安は結構重くって、最近では6月病とか言われているものの原因の一つになっているのではと勝手に考えているくらい。では、こいつはどこからやってくるのか。

かなりへたくそだけど、僕はこの図を書いてメンバーに説明することが多いのでこちらで紹介すると、入社して3ヶ月って図の①の状態。自転車で坂道を下る様子に例えてる。つまりは「環境によって走らされている期間」と言える期間だね。会社に与えられた機会によってすごい速度で自転車は走っていくわけ。

しかし、坂を下り終わった頃、②の区間がやってくる。ずばり平地の区間になるわけなんだけど、このタイミングで放っておくと何が起こるかというと、自転車は減速するよね。そして、そのままにしてしまうと止まってしまう。これが俗にいう「成長が止まっているかも」という不安を生み出す。

成長が止まっているんじゃなくて、これって元々のあなたのままだよ、いうことである。坂道が終わったんだから減速するよね。

入社して3ヶ月間のスピード、あれは下り坂だからスピードは出ていただけなんだよね。それに早く気がつかないとヤバイ。どんどん不安になる。

坂道を走っているうちに自転車のこぎ方を覚える

それでは平地に入るまでにしておくべきことは何かというと「自転車のこぎ方を覚える」ということになんだよね。スピードが出ているうちにこぎ方を覚えて、平地になってもスピードダウンしないように準備をしておこうということなんだよね。

じゃ、自転車をこぐってどういうことか?

自転車の仕組みをイメージしてほしい、自転車のペダルって、片足を踏めば、もう片方のペダルが上がってきて次に踏む準備ができてくる。これって何かに似ているよね??そう、考え方は、行動して、振り返りをして、また準備をして行動する。いわゆるPDCAをまわす方法とそっくりだったりする。新人君は坂道を下っているうちに、PDCAを高速でまわして成長し、自転車を早く、力強くこげるようになっておくことが大事ってわけ。

社会ってとっても残酷で、当の本人が平地にさしかかるって我に返るまで誰が自転車のこぎ方を練習しているか、なんて教えてもらえなかったりするし、自身も周りを見ていられる余裕がなかったりする。そして、ある日突然おいていかれたり、同じ同期入社でも差が生まれてしまったりね。これは僕も経験があって、めちゃくちゃ出遅れた。この時期はどんどん同期が前に進んでいくのに自分はちっとも進んでいかなくて、本当に悔しい思いをしたもんだな。そして取り返すのがまた大変。あれはホントにしんどかった。

自転車って本当にうまくできているなと思うよね。

遠くの目標をぼんやりでもいいのでイメージしておく

ではおまけで、先の話もすると、平地に来て自分で進めるようになったら、今度は自分の目指す場所に向けて進んでいけるように力をつけていこうということになる。遠くまで走り続けたい人もいれば、短期で高い山に登りたいという人もいると思う。ぼんやりと遠くの目標が見えているならば、それに向かってトレーニングを続けていこう。

というわけで、6月は勝負の月。しんどいけどがんばっていこう。

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