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クラファン始動!居場所をテーマに本を作っています。

みなさん、こんにちは。いつもnoteを読んでくださりありがとうございます。今回はいつものコミュニティnoteをお休みして、告知をさせて下さい。

このたび、コルクラボの仲間たちとクラファンで本を作ることになったのでそのことについて書いてみようと思います。

・こんな感じのプロジェクトになっております。

本を作るというのは僕自身の人生と夢にリンクしていて、こりゃまたとないチャンスだとワクワクしているのですが、それじゃ誰にも伝わらないぞと言われそうなので、この出版プロジェクトにあたっての、僕自身の想いを棚卸ししたのでよかったら読んでください。

■少年時代、ボーイスカウトのために本を書きたいという夢があった

僕は小学生の頃からボーイスカウトに入っています。夏になるとキャンプに行ったり、福祉施設で手話を教わったり、募金活動をやったりと田舎の少年の日々はボーイスカウト一色でした。近所の子も所属していて、活動日はみんなで自転車で通っていたのが懐かしいです。週末が待ち遠しい日々を過ごしていました。

小学校5年生のときだったと思います。僕はボーイスカウトの創設者の書いた本「スカウティング・フォア・ボーイズ」に出会います。1908年に書かれた本で騎士道や民族のアイデンティティなどについて触れられていて、良い市民になり、自分の人生に誇りを持って生きていくのだというメッセージが詰まっていました。僕は本の中でイギリスのボーイスカウトが親切な行動をした時にチップをもらわないという記述を読み、その高潔な姿に感動したことを覚えています。愛読書として何回も読んだなぁ。

やがて中学生になった時には「将来は未来のボーイスカウトのためにこの本をアップデートするのだ」と両親に話していました。この本が僕に与えてくれた素晴らしいものを、自分が大人になっていつか同じように本にして子どもたちに届けるんだと考えていました。そのために、野外活動のスキルを高めて、世界をめぐり、たくさんの民族や文化、思想に触れて記録することを決意します。スカウティングフォアボーイズには、魅力的な世界の民族の描写も多いんです。僕はいつか自分もアフリカにいき、本で紹介されている『ズールー族』に会いに行くのだと思っていました。バイトをするようになると、カメラも手に入れ写真も練習しました。修学旅行の時はかなりの枚数を撮って両親を困らせていたな…

■本のネタ収集のために海外に出かけていく

大学生を卒業する頃にはいよいよ資金もたまり、僕は旅に出ます。親には心配をかけたくないので『北京大学に留学する』とか適当なことを話して貨物船に乗ったんです。フォトジャーナリストとして生きていこうと決めた瞬間でした。あの日、直前に携帯も解約、船がいよいよ陸を離れるときには人目もはばからず泣いていました。ついに前に進めるのだと。こうして波にゆられて大陸へ渡ります。

■戦場を目指した末に出会ったものは笑顔だった

日本を出て数か月、僕は紛争地域にいました。TVやインターネットでも知ることのできないリアルな世界を見たいと思っていたからです。それがじぶんにとってどう映るのかはわかりませんでした。服を仕立てて韓国人ジャーナリストとアフガニスタンの山岳地帯を目指していました。

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しかし、戦地の最前線よりも僕の心が動いたのは出会ったたくさんの笑顔。言葉のほとんど通じない村で、たくさんの人たちが僕達を歓迎してくれました。『日本人はこの村に来たことはないけれど、日本のことは知っているよ』そう言われて村長が持ってきた小麦粉の袋には『JAPAN』の文字。支援物資は確かに田舎まで届いているのだと知りました。こうして、いくつかの村でお世話になるうちに、家族や友達のいる場所は大切な居場所なんだなぁと感じました。それから僕の撮影テーマは居場所と笑顔になりました。以降、世界70ヶ国以上を訪問して、家族や仲間の姿を撮影しています。

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↑映画の制作協力も。主役が戦場カメラマンということで助監督から連絡を頂き、当時のことを話したり、写真を提供させて頂いて、映画にしてもらいました。(僕の写真に大沢たかおさんが合成されていますね)

■ライフスタイルの変化の中で、居場所について考えるように

僕は日本に帰ると、すでに25歳になっていましたが、世界で学んだコミュニケーションや交渉の力をビジネスの場で磨きたいと思い、企業に就職します。長期休暇は海外で撮影をしながらビジネスの基礎を学びました。

仕事は全然できるようにならなくて、世界で学んだコミュニケーションもくそもないというレベルでクビになるんじゃないかと何度も思いました(笑)まじで笑えないひどさだったと思います。しかし、精神的なしぶとさと先輩や同期の仲間のおかげで社内に居場所があったので辞めずに続けることができています。これにはほんとに感謝しています。よさこいチームにも入れてもらったりして、週末はみんなで何かをつくりあげるっていいななんてのんきなことを思いながら、会社ではサラリーマンの厳しい世界を生き延びてきました。

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仕事でマネージャーに任用されたこともありました。じぶんが組織長となって大事なメディアとメンバーの人生を預かるのだというプレッシャーがありましたが、はじめて住む町とめちゃくちゃステキなメンバーのおかげで日々はとても素晴らしく、今すぐ死んでも後悔しないくらいお酒を飲みました。

僕は受容性が高いので、メンバー全員が幸せになって欲しいし、会社が居場所のひとつになってくれたらいいなという想いの強さだけは社内で誰にも負けない自信がありました。(でも戦略を練るのが苦手で業績はいまいちでした)最高のメンバーだったからこそ最高の結果を出したかったのですが、力不足だったなぁと今でも思います。ビジネスは居場所だけでもだめなんだよなぁ。

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東京に来てからはマネージャーの役職はお返しして、研究員として仕事をするようになりました。少し身軽になったところで上司のオススメもあり、オンラインサロンに所属することになります。

そこから先は、noteでたくさん記事にしてきましたが、社内外の仲間がたくさん増えました。肩書がいらないつきあいは自分自身のことを素直にみつめるのにはとてもいい環境だし、家族のことも以前より考えるようになりました。肩の力を抜くのが上手な仲間も多いので、自然に僕自身が居心地の良さを感じるようにもなったかな。

そんな日々の中で、仲間の想いを集めて本にしようという話が出たのは7月。子どもの頃の夢がぶわっと思い出されました。いいねいいねと話しているうちに本当に形になろうとしています。

■夢はみんなで叶える時代になってきた

この本をつくるにあたって、仲間たちはそれぞれ色んな想いを持って向き合ってくれています。書くことを通してじぶん自身を深く知りたいという仲間もいるし、編集の仕事に磨きをかけたくて今も書き起こし原稿とにらめっこしている仲間もいる。この一冊の本にはみんなの夢が詰まっているのだなとめっちゃ思ってます。ほんとすごい奴らに出会ってしまったなぁ。

僕らが選んだテーマは『居場所』です。

僕は未来のボーイスカウトのために本を書きたいと思って生きてきたけど、この本は間違いなくぴったりの内容になりそうです。今の僕が未来の仲間たちに伝えたいのは、居場所の作り方やわかり方について。まだ考えが浅いかもしれないけれど、今の自分たちにできるアウトプットを世の中に発信したいのです。(きっとこの先もアップデートするのでそのときは2冊目を出そうと思っている)

子どもの頃に描いていた夢は、みんなの夢と重なればこんなに推進力を得て前に進んでいくんだ…そんなことを思いながら、今夜もまたじぶんの担当している原稿を見直しているところです。制作についての話はまたnoteでも紹介したいと思います。

書き出したら長くなってしまいましたが、そんな気合いの入ったプロジェクトのクラファンが昨日19時からスタートしました。(そして、開始数時間で目標金額達成に!)購入して下さったみなさんありがとうございます。そしてお世話になった同級生の仲間、職場の仲間、そして未来の探検隊にもこの本が届くといいなと思っています。

良い本、届けるよ!是非ともよろしくお願いします!

そして、編集チームのみんないつもありがとう。

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いつもnoteを読んで下さり

ありがとうございます。

また続きをのぞきにきていただけたら

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なお、僕のツイッターは @kawahao です。

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