マガジンのカバー画像

社会環境部会コラム

8
かわごえ環境ネット社会環境部会が担当するコラム「社会と環境について思うこと」「かわごえ環境STYLE」のアーカイブです。 過去のコラムは「月刊 かわごえ環境ネット」アーカイブでご… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(23)私の体感から地球温暖化を考える

 私の住む川越は近年極端な暑さが増え、一方で極端な寒さが減ってきています。月刊かわごえ環境ネット2013年9月号(No.083)「クールスポット」温度差体験から、当時の真夏の温度の状況と省エネ温度計についてです。 投稿の要約 夏の電力需要の最大ピーク時に家庭から地域の涼しいところへ移動することにより、家庭のエアコンの電気使用量を減らすことを目的として、埼玉県が音頭を取ってはじめた「彩の国クールスポット100選」に川越から9箇所が選ばれ、県内では「276箇所」です。社会環境部

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(22)農からはじまる暮らしの循環 都市の循環

お米づくり、野菜づくりの楽しみと喜び 環境にも人にもやさしいお米づくり、野菜づくりを始めて3年になりました。太陽と雨と大地の恵みで育った野菜で食卓が彩られ、コミュニティの最小単位である家族の食を支え、家族や友人に自分が育てたものを食べてもらえることは暮らしの大きな喜びになります。また、食の自給率が高まっていくことも楽しみのひとつで、地産地消にもつながります。サステナブルな社会を描いていくために、まずは自分できることから、身近な生活スタイルを見直し、改善していこうと、そのような

【社会環境部会コラム】かわごえ環境STYLE(8)koloro farmとサニーサイドテラス

 川越の地で信念を持って農業に従事し、それを消費者に届けようとする店舗の連携事例を紹介します。川越市中老袋の地で、こだわりの野菜を作っているのが、「koloro farm(コローロファーム)」さんです。  『私たちは、川越市中老袋の地で代々農業に携わりながら、5年ほど前から自分たちの野菜を作りはじめました。少しずつ畑を広げ、スタンダードな野菜を作っていますが、変わった西洋野菜も作っていこうと思っています。栽培期間中は農薬や化成肥料を使わずに野菜を作っています。』  「ko

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(21)脱炭素社会に向けて (3)水素社会を考える

水素はどのようにして作られるのか 二酸化炭素を出さない車ということで、世界的にもEV(電気自動車)の売り上げが伸びている。しかしながら、充電する電気が石炭や石油を燃やして作られたものであっては、発電段階で二酸化炭素をまき散らしており、全く意味がない。同様に、水素を燃やしても水しか生成せず、クリーンなエネルギーと言えるが、製造段階ではどうであろうか。トヨタでは燃料電池車(MIRAI)を販売し、水素社会の足掛かりをつかもうとしている。これらの水素はどこから来るのであろうか。  

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(20)意識改革が求められています

孫の誕生を通して考えてみました  「気候変動や資源の枯渇を懸念し子どもを望まない若者、欧米でじわり増加」子どもを出産することで二酸化炭素の排出量を増加させ、気候変動を悪化させてしまうことや、食料や水といった資源を乱用することを懸念してのこと。また、今よりも過酷な環境になり、子どもに苦労させてしまうことを憂慮する声も多かったとありました。後者の考えは、私の周りからも聞こえて来ました。だからこそ子どもを産んで、環境問題の根本解決に動こう!という考えの人がいます。この考え方に、私

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(19)川越の歴史、文化の再確認、そして…

川越を再確認し、情報を発信 私は昨年、小さな出版社「仙波書房」を起業。川越市仙波町出身ということで、「仙波」の地名を付けて命名し、出版活動を行っている。  記念すべき1冊目は、出身地である川越に存在する建物をテーマに企画検討を行った。起業前に知人と企画について相談する機会があり、その際に手厳しい言葉があった。それは、私が川越について勉強不足だということを強く指摘される。川越に30年住み、川越については熟知していたつもりであったが、実際のところ、何も知らないということを痛感し

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(18)ナラ枯れと森づくり

ナラ枯れの進む平地林 緑の中を散策すると気持ちがよいです。私は時間があると(仮称)川越市森林公園計画地や飯能市の天覧山・多峯主山等の緑の森を散策します。ところが最近、ナラ枯れが原因の「倒木や落枝注意」の看板が見受けられ、散策の危険性が高まっているといいます。  私は7年前まで務めていた会社で、飯能の社有林の管理を10年間にわたり従事しておりました。  2014年8月、毎日散策とごみ拾いをしていただいているボランティアの方からナラ枯れの木がある、根本にフラスが落ちているとの

【社会環境部会コラム】社会と環境について思うこと(17)身近な公園にある自然の大切さ

このコラムについて 今回よりかわごえ環境ネットの広報紙がリニューアルされましたが、社会環境部会の担当するコラムはこれまでと変わらず、「社会と環境について思うこと」という大きなテーマに対して、日々の生活や世の中の動向を見聞きしていく中で社会環境部会のメンバーが感じていることについてコラムを通じてお送りしたいと思います。リニューアル後の第一回は社会環境部会の代表を務めている増田が、身近な公園にある自然の大切さについて綴ってみます。 子どもといっしょに行く公園の風景 うちには1歳