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ゲームはすでに生活に溶け込んでいる
1972年アタリが発売した『PONG(ポン)』がアメリカで流行り、1973年タイトーが『エレポン』、セガが『ポントロン』を発売したことは以前書いた。
1976年アタリは『ブレイクアウト』を発売。このゲームもアメリカでヒットし、ライセンスを受けたタイトーが『ブロックくずし』というタイトルにして国内で発売したところビジネスマンを中心に人気となった。当時喫茶店や飲食店には『ブロックくずし』の筐体が置
韓国のコンテンツビジネス戦略
インターネットが一般に普及するのは低価格のブロードバンド回線が一般化した2000年初頭頃。それまでインターネット回線は電話回線を利用していた。現在とは比べものにならないくらい劣悪な環境だった。
そのころ韓国は、日本より早くブロードバンド通信環境が整備されていた。その恩恵を受けたのがゲーム業界で、北米のPCオンラインゲームが人気になり、やがて自社タイトルを開発・リリースする会社が現れた。2002
ゲーム機バブルの時代
前回ゲーム会社の成り立ちを考えてみた。今回はその後の話である。
1990年ゲーム会社各社が参入したのはスーパーファミコン市場だった。ファミコンの後継機スーパーファミコンには、サードパーティー(ファーストパーティーはゲーム機メーカー、セカンドパーティーはゲーム機メーカーのゲームを開発する会社)と呼ばれるゲーム会社のほとんどが参入している。
1993年ソニーとソニー・ミュージックエンタテインメント
ゲーム会社の成り立ちを考えてみる
『ドラクエ』に関する話を書いていて思い出したことがある。
このゲームを発売したエニックス(現スクウェア・エニックス)の店舗が新宿の小滝橋通りにあった。現在人気のラーメン屋がある並び。35年以上前のことなのでちょっと記憶が曖昧になっているが。
同社は公団住宅(現UR)の情報誌を刊行する会社として創業していたので、その店舗には公団住宅の情報を掲載した情報誌かパンフレットが置いてあった。
ゲーム事業の部
ゲームファンの嗜好は少しずつ変化している
売れているコンソールゲームの大半は、2000年前に発売された人気ゲームのシリーズタイトルだ。1985年のゲームユーザーを中心とするユーザー層には馴染みのタイトルである。当分この傾向は変わらないだろう。と先日書いた。
だが、ゲームファンの嗜好が少しずつ変わりつつあるのではないか、と最近考えることがある。
この数年大学で話すことがあり、授業の前にアンケート調査を行っている。
アンケートの質問は毎年
スマートフォンゲーム市場の10年
2012年国内の4G通信環境が整備されるが、それとともに携帯PCであるスマートフォンが普及した。同時期にスマートフォンのオンラインゲームが人気となり、新しいゲーム市場が誕生した。ガラケーで簡易にインターネットを介してプレイできるソーシャルゲーム市場は同年ピーク(約3,000億円)を迎え、翌年から縮小していく。
一方スマートフォンゲーム市場は急激に拡大し、2023年1兆数千億円の規模になっている
オンラインゲームに続編はあるのか
オンラインゲームはインターネットを介してプレイするゲームの総称である。1990年代後半PCでプレイするオンラインゲームがアメリカで誕生した。
遠隔地に住む複数の仲間同士がプレイする楽しさが受けユーザーは増えていった。とはいえ、当時アメリカもインターネット環境が劣悪だったため、友達同士がPCを持ち寄りプレイする形態がもっぱらで、これが大規模なLANパーティーに発展しeスポーツの誕生につながる。
世界で各国のゲームIPが競合する時代は近い
日本のゲームIPは、世界において認知度が高くブランド化しているものがt数多い。
その最大の要因は、1980年代から1990年代にかけて任天堂やセガ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現SIE)のゲーム機が北米やヨーロッパに普及し、ゲームプラットフォームとして機能していたので、国産のゲームが容易に海外進出できたからだ。その中で人気となったマリオ、ゼルダ、ポケモン、ソニック、FF、ストリートファ
アジアでは韓国のIPが人気
1990年代後半インターネットを介してPCでプレイするオンラインゲームがアメリカで登場し、2000年早々韓国で人気となり、オンラインゲームがプレイできるPCバン(ネットカフェ)が次々に誕生した。あのころ国内はブロードバンド時代の直前で、これからどういうビジネスが興隆するのかわからなかったので、IT関連の会社は一足先にブロードバンドビジネスが生まれていた韓国を調査していた。某通信会社の依頼を受け、私
もっとみるIPゲーム大半が2000年以前のタイトル
どんなゲームも最初から人気があったわけではなく、IP化していくのは人気を得た前作の第2弾からである。とはいえ、続編が不人気の場合はその後のシリーズ化は難しい。最初にリリースされたタイトルとその次回作がある程度の人気を得ると、だいたいその後続いていくようだ。
『ファミ通ゲーム白書2023』掲載の売上ランキングトップ30で大半を占めるIPタイトルだが、それぞれの第1弾は以下のようになっている。
売れたゲームの83%はIPタイトル
ゲーム白書2023』にある売上ランキングを詳しく見てみよう。
売上トップ30タイトルでは、前述の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』や『スプラトゥーン3』のほかに『星のカービィ ディスカバリー』(4位)、『マリオカート8 デラックス』(6位)、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(9位)、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(19位)など任天堂のタイトルが目立つが、