プレイバックYouTube7:2020/10/17公開 GAKAラジオー2. 軽井沢移転のきっかけ。

この動画で、ようやくサムネ画像付きのラジオ配信ができました(汗)。もちろんBGMはまだ編集で被せているのではなく、ノートPCで再生して聴きながら話しています。この音楽の影響でゆっくり静かに話せていたかもしれません。結構こういう音楽好きですが、レトロな匂いがするのも確かです。

私が中学生の頃は、ニッポン放送の『オールナイトニッポン』という番組が流行っていました。ラジオ番組が多くの若者たちに支持されていた頃の話です。クラスの同級生たち、特に男子たちが毎晩放送をラジカセに録音して、教室に持って来るのです。その録音テープをもう一度再生して、休み時間に友達同士で、ワイワイしながら聞き直していました。笑福亭鶴光さんがDJでしたか。

当時はインターネットやスマホ、SNSがありませんから、このラジオカセットが若者たちの心の隙間を埋めたり、お互いに交流しあう最新式のツールでした。

DJが視聴者たちから毎日放送局に送られて来るたくさんのハガキから、セレクトして読み上げます。匿名希望とか、ペンネーム○○とか、楽しい名前がありましたっけ。その人たちの質問やお便りが、私たちの声でもありました。「そうそう」とか「私も」とか、心が通じ合ったものでした。

そればかりではありません。そのラジオ放送の語りと語りの間には、必ず当時の流行歌が、視聴者からのリクエストとして流されていました。その中でよく流れていて、私の記憶に残っているのは丸山圭子の「どうぞこのまま」。

https://youtu.be/Ik3a5qE18n4

なぜかこの曲はテレビでは放送されないのに、ラジオではじゃんじゃん流されていました。ところがその曲調がテレビにはない、ラジオ独特の密室世界にピッタリマッチしていて、なんだかアンニュイというのか、若者の社会を見る白けた目を代弁しているかのような、大人への扉になるような音曲に聞こえたものでした。

この動画のBGMは、YouTubeで無料で使用できるものの中から選んだと記憶していますが、たくさんの中から、「あ、これ。」と思った背景には、この「どうぞこのまま」があったせいです。昭和50年代の香り。この感覚、『わっかるかな?わからないだろ〜な〜。』

そのような深夜のラジオ番組風に、「画家川田祐子が自分の生活風景を語りで描写する」そういうコンテンツ内容で、コロナ禍の重い雰囲気の中、GAKAラジオが歩み始めたのでありました。

ちなみに、丸山圭子の「どうぞこのまま」をカラオケでめちゃくちゃいやらしく歌うのが、若かりし頃の私のストレス解消方法だった時があります(苦笑)それは画家になる以前の、もはや化石とも言える、人間川田祐子の神秘の化身の一つの現れ方なのでした。

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