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ポゼッションを志向することは善か、悪か。

みなさん、こんにちは。京都府長岡京市でURANO.S KYOTO(ウラノスキョウト)というサッカークラブの代表をしている川田雄一郎と申します。
高知県生まれ、JAPANサッカーカレッジ卒業後、アルビレックス新潟シンガポールで4年勤務し、セレッソ大阪サッカースクールなどの指導経験を経て、現在はURANO.Sというサッカークラブの運営に関わっています。

感情論ではなく、成長にフォーカスするとブレることはない。


ポゼッションへの幻想と、カウンターへ否定的な意見。
日本では、ポゼッションが素晴らしいもの、素早いカウンターはサッカーとしてはあまり美しくないもののように捉えられることが多い。

ドリブルのテクニックがすごい選手が大人気であり、ボールを奪うガツガツした選手は評価はもちろんされているが、育成年代では技術が最優先であり、力強さを伸ばすようなことはあまりない。

ただ、大人になった時に遠藤や、カイセド、ファンダイクなどボールを奪う力や、前に運ぶ力、相手の攻撃をシャットダウンする力を育てるという部分にはあまりフォーカスがされていない。

日本はまだまだ

ボールを持っている状態での煌びやかな技術発揮が善

とされているように感じます。

しかし、J1ではボールを刈り取る力、カウンターサッカーのようなスタイルのチームが上位にいる。
そして、そのサッカーは面白くないという論調が必ず出る。

あくまでも個人の趣向になるとは思いますが、勝利することに対して、ポゼッションか、カウンターか、的な志向にどうしてもなっていると思います。

私たちが関わっている育成年代でもその流れは必ずあります。

ただ、私がいつも思うのは、選手が成長し、その目指しているスタイルに

確固たる哲学

があればそれで良いと思うのです。

ただ、勝利した。
ただ、敗北した。
ただ、面白くない。
ただ、面白い。

ではなくて、選手が成長し、自分の将来を切り拓けそうなスキル、人間力、フィジカル面を習得させられているのではあれば、それが正解なのではないでしょうか。

監督や、コーチの中で、なぜこのスタイルでやっているのか?
ここを掘り下げられていないと、ブレてブレて、グダグダになります。

よくあるのが、強いけれど、メンバーがいいだけ。的なチーム。
少年サッカーは試合時の競技人数も少なく、ひとりひとりの個人差が強く出てしまうのでこういったチームが多い傾向にあります。

強ければ良いということではなく、選手が成長していることが良い。

成長により目を向けられるよう、ウラノスグループとしては一貫してこれからも大切な選手たちをサポートしていきたいと思います。

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