運転手さんのカバン
終売の飴の続きみたいな感じです。
お気に入りの飴が終売になるから買い占めに出かけたものの、既に買い占めが完了されており一つも手に入らず、しょんぼりしながら帰路に着こうとしていた電車の中で業務交代の運転手さん2人に出会した。
運転手さんや車掌さんはおそらく鉄道会社規定の黒い手提げ鞄を持っている。学生でいうスクールバックのようなものだ。
片方の運転手さんのカバンには何もついていない。もう1人のカバンには一昔前のJ Kばりにカラフルで大きめのキーホルダー?ぬいぐるみが付いている。
学校ではないから鞄につける物の規定はないのだろう。しかし、なぜそのシックなカバンそんな色鮮やかで大きなキーホルダーをつけたのだろう。
彼女さんや奥さん、あるいはお子さんからもらったからつけているのだろうか。
それならとても微笑ましい、そんな想像をすると下がり気味の口角が自然と上がってしまう。
けれども、仮に誰かにもらったわけでもなくその大量の色鮮やかなキーホルダーを自分だけの意思でつけているとしたら、、、間違いなくギャルだ、この車掌さんは隠れギャルなのだ。
小さなガラケーに大量のぬいぐるみをつけたい、そんな一昔前のギャルの精神と似通った運転手さんのギャル魂にエールを送りたい。
そんな想像を膨らませた昼下がり。飴が手に入らなかったのは実に悔しい。
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