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若葉
4/3 土曜日、京都をまず発った。
バスに乗った時、急に不安になった。
いままで「いってきます」はいっぱいあったけど、今回は国外やしコロナ禍やし、いつでもすぐに帰れるわけではない。2年は帰れないだろうなって覚悟してる。両親に最後見送ってもらったのに、最後まで恥ずかしがってパッと乗ってしまった。
バスの内装が暗くて、自分がどこに乗ってるかわからず探してくれてる両親の姿を見て愛おしく想い、
同時にちゃんと伝えれない、最後まで応えられなかった情けない自分の申し訳なさ、どこかでずっっっと心の支えやったのが不安になって、、
発車して直後にLINEで、「生まれてきてくれてありがとう」と言うこの世で一番の言葉をもらい、
淋しくて、嬉しくて、夢以外でほとんど泣いたことないのに、休憩地点のサービスエリアまでずっと泣いてしまった。情けない。
言うこと全然聞かへんけど、しつこく言ってくれて、気にしてくれるのは愛。離れるとめちゃくちゃありがたく、当たり前でないことであることに気づく。
自由でぶっきらぼうで、自分優先で、行き当たりばったりで、親からしたら考えられへん生き方することになるし、心配やろし、いっぱい喧嘩もしたし、家族として大事な時にカンボジアにおって家におらんし、頼ってばっかで迷惑ばかりかけてるけど、いつも最後は快く送ってくれるし、こんな若葉を温かく見守ってくれて応援してくれる。
いい子どもになれてたかな。
ほんとに愛されている。大好き。幸せ者だ。ありがとう。生きてるだけで丸儲けだ。
スピッツの若葉を聴きながらバスに揺られ前に進む。いってきます!
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