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沖縄慰霊の日〜番外編・佐喜真美術館で観る夕陽〜

私は摩文仁で行なわれた式典(平成30年沖縄全戦没者追悼式)に参加したあと、宜野湾市にある佐喜真美術館に足を運びました。

この旅の目的の1つ、

佐喜真美術館で、慰霊の日の沈みゆく太陽を眺めることを果たすためでした。

佐喜真美術館のことは、過去の私の記事をご参照ください。

慰霊の日の日没線ー佐喜真美術館

わたしが訪問するのは今回で4回目。毎年、慰霊の日には特別に、遅くまで屋上が解放されているのです。

屋上の階段を6段と23段上がったところに、小さな窓のような穴が開けられていて、6月23日の19時24分の日没が一直線に入るように設計されています。

その窓から見下ろすと、普天間飛行場があります。なぜならこの美術館は、普天間飛行場用地の一部を取り戻した場所に在るからです。地図で見ると、普天間基地に食い込むようにして建てられているのが判ります。

窓から眺める普天間飛行場。生ぬるい風が、やさしく基地内の緑を揺らしていました。ここで戦闘機による訓練が行われているとは信じられないほど、とても柔らかなときが過ぎていました。

いよいよ日没線の時間が迫って来たのですが、

今年は・・・残念、太陽が厚い雲に覆われてしまい、見れず。来年また来たいです。

ちなみに太陽がすっぽり入ると、画像のような図に。綺麗ですよね。

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佐喜真美術館は、もの想う空間。

私は慰霊の日の当日、ここで、戦争で失われた二十数万の御魂に、想いを馳せていました。

大切な人の温もりを、側に感じながら。

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