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2019年12月16日 11回目のこんにちは

約5ヶ月ぶりの面会の日をむかえた。もう11回目になるのか。

私は沖縄に住んで1年が経とうとしていた。沖縄の、冬がない生活に慣れてしまったからか、東京はずいぶん冷えているように思えた。日中はあたたかな陽が出ていたが、夜になるとマフラー無しではいられないほどだ。この寒さでの拘置所内の環境はどんなものだろうか。空調整備はされているから大事ないかもしれないが、暖房の効いたぬくぬくとした日常や、コタツで暖をとるぬくもりとはかけ離れた冬を過ごしているはずだ。

そんなことを思いながら、私は小菅駅を降りた。

この日の朝9時頃の拘置所はとても静かだった。受付番号は12番。面会待ちの人も少ない。すぐに面会の番が回ってきた。いつもと同じ1番の部屋を案内された。

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不思議そうな目

前回、7月29日の10回目の面会時にも感じたことがある。最近の土屋死刑囚の気になる行動についてだ。

入室してきてすぐ、私の本人確認をしているのか、立ったまま私の顔をじっと見てくるのである。それも数秒間。以前はなかった行動だ。

私からいつも挨拶をするのだが、その挨拶を無視して、座席につくことなく私の顔を見る。数秒経った後にゆっくり腰をおろすのだ。

どうかしましたか?と声をかけるか迷うほどだ。だが、着席してからは何事もなく応答をしてくれるから、気にするほどでもないのかもしれないが。

話はすぐ本題に入った。

前回の手紙(11/24付・23通目)の内容についてだ。そのことについて書いたブログページを非公開にしているのは、土屋死刑囚本人から、「ブログ等に載せないでください」とお願いされているためだ。本ページでも内容を割愛する。

次に、11月13日付で川崎竜弥氏から葉書が届いたことを報告した。挨拶程度の返信をしたことも。

一通り話終わると、刑務官から面会終了を告げられた。20分の経過が早く感じた。

私は最後に「良いお年をお迎えください」と挨拶し、面会室を退室する土屋死刑囚を見送った。

面会の後、一階の売店でお菓子(パイの実)を購入し、差し入れ手続きをした。ファミリーパックで525円。高いなぁと思うけれど、コンビニで購入して差し入れができないのだから、仕方ない。私は裕福な方では決してないが、家計が苦しい方たちはあまり差し入れできないのではないだろうかと心配になってしまう。

ひとりごと

次回の面会はいつになるかな。春か、夏までには予定を組みたい。

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