見出し画像

DJIドローンの修理

先日、AVATA2を水没させてしまったことから修理に出しましたので、修理の手続きの流れをご紹介します。手続きは非常に洗練されており、実に簡単に行えます。


1.修理の依頼

(1)DJIサイトへログイン

 DJIのサイトでログインします。このとき、ドローンに紐づけているアカウントでログインする必要があります。過去にGoogleアカウントなど他のIDでDJIストアなどにログインしたことがある人は要注意。
 dji.com→ログイン(ドローンでログインしているアカウント)→サポート→修理・各種サービスの申請→サービス申請(修理サービス)

DJIサイトの修理受付ページ

(2)修理機体の選択と症状の記入

 DJIアカウントに紐づいている機体の一覧が表示されるます。修理機体を選択して故障などの症状を入力します。一覧に表示されない場合はシリアルナンバーなどで検索します。

製品の選択画面


必要に応じて状況を説明する写真などもアップロード添付します。入力が終わると確認画面が表示されます。

修理申込書の確認画面

(3)DJI Care Express

  DJI Care Refreshに入っている場合、見積を待たずに所定の費用を先に支払うことで修理品のメーカーへの発送を待たず代替品を送付してもらう「DJI Care Express」のサービスを受けることができます。水没や紛失など保証範囲外が明らかな場合の修理のときは、こちらを選択することをお勧めします。
※今回は通常の修理費の見積も見たかったので、あえて選択しませんでした

2.修理品の発送

(1)飛行ログの同期

 修理品を梱包する前に、DJI Flyアプリで飛行ログを同期しておきます。メーカー側で故障診断する際に必要に応じて使用すると思われます。
 同期の手順はサイトに書かれていますが、機種によって多少手順が異なりますね。AVATA2の場合は、ゴーグルとスマホをケーブル接続し、スマホ側のDJIアプリでネットに接続した状態にして飛行ログの同期を行います。

飛行ログ同期の案内

(2)修理品の梱包と送付

 修理申し込み画面には、送付する推奨品が表示されます。症状によっては機体本体だけでなく、プロポなども送付が必要となってきます。

今回はプロポやゴーグル一式も送付推奨になっていたものの、水没が明らかなので機体とバッテリーのみ送付しました。丁寧に梱包して、ヤマトか佐川の着払いで送付します。
なお、必要に応じてデータのバックアップを行い、送付物から製品以外の物(SDカード、ストラップといった小物類)は必ず取り外しましょう。

またバッテリーが膨らんでいる、液漏れしているなど、異常を感じた場合は送付前にサポートに相談しましょう。

送付推奨品の案内

3.修理見積の確認と支払い

 まずDJIから発送品の到着確認メールが届きます。その後DJIサポートから修理見積のメールが届くとともに電話がかかってきて、見積の説明やCare Refreshについての説明があります。あえて通常修理を選択することも可能ではありますが、DJI Care Refreshの2年版だと計5回の利用が可能なので、迷うことなくCare Refreshを選択。

その後支払いの案内メールが届くので、サイトで支払いを完了すると修理が開始されます。

見積書の内容

 修理の進捗状況はマイページで確認できます。進捗状況がリアルタイムに確認できるので非常に安心です。

マイページ

4.修理完了までの流れ

今回の修理で、修理完了までの流れは、時間軸で整理すると以下の通りです。
 土曜:サイトから修理申請
 日曜:修理品の発送
 月曜:送付物の到着連絡メール
 火曜:修理内容の電話連絡
 水曜:修理品の発送連絡メール
 木曜:修理品の受け取り
 金曜:サポートから確認電話
 土曜:テストフライト実施
という具合で1週間もかからずに完了しました。

5.修理品のセットアップと動作確認

(1)機体のリンク作業

 届いた荷物を開梱して早速セットアップです。今回はシリアルナンバー変更が無い※のでDIPS関連の手続きは不要です。機体とゴーグルは無事リンク作業(ペアリング)が完了し、一通りの動作確認を行います。
※ちなみに、過去Mini3 PRO、Phantom4を修理に出したのですが、シリアルナンバー変更となったことは今のところ無しです。想像するに紛失ではなく修理元の機体があればシリアルナンバー変更はよっぽど無いのでしょうか。

AVATA2リンク作業(マニュアルより引用)

(2)設定確認と動作確認

 各種設定はすべて初期状態です。なので、プロポのモードは初期値のモード2から自分の使用しているモード1に変更しました。その他、カメラの設定や各種設定も確認・変更します。maicroSDも挿入し認識されることを確認。バッテリー状態、モーターも正しく動作することも確認しました。今回は、修理というより代替品への交換でしょうから基本的には問題ないはず。

(3)機体番号関係

 無事動作確認も済み、リモートIDの書き込み、機体番号などのラベルを再作成して貼りなおしたりと一通りの作業を行います。その後週末のテストフライトも無事終わり、修理対応はこれにて完了しました。

(4)飛行日誌と整備記録

 また記録関係として、墜落当日の飛行日誌は、問題の対処中の状態にしておいたので、修理完了日を追記して状態をクローズ、整備記録も修理実施の旨を追加します。

飛行日誌アプリの整備記録

6.DJIからの確認連絡

 修理完了後、数日のうちにDJIサポートから電話がかかってきます。内容は修理品に問題がないかの確認になります。また修理後のアンケートの案内もありますので、素晴らしいサポートを評価しましょう。アンケートに回答すると抽選で賞品が当たるようです。

7.あとがき

 DJIの修理対応品質は非常に良いですね。オンライン修理申請もわかりやすく、またサポートスタッフの対応も丁寧。そして返送まで非常に速いです。
今回初めてCare Refreshを利用しましたが、通常修理費との差額で既に元を取っております。ドローンは予期せず故障することもありますので、今後購入する機種では迷わずCare Refreshに入ろうと思いました。

[広告]

*Amazonアフィリエイトに参加しています。こちらのnoteで紹介したグッズなど、気になったものがありましたら是非下記リンクからご確認ください。当note経由で皆さんが購入された場合のアフィリエイト報酬が今後の活動の励みになります。是非とも宜しくお願いします。

~ドローンを始めるときに揃えたいグッズ~

4K記録にも対応した高速メモリーカード

・USB充電器はスマホ付属のものでも良いですが、より早く充電できるものを揃えたいです。(PD/65W以上を推奨)

・砂場などでの離着陸はモーター等の機体に悪影響を与えます。

・夜間飛行時に蓄光タイプのランディングパッドはいかが

・飛行可否の判断に風速測定は必須です

補助者が使用したり等、双眼鏡は一つは持っておきたいです

・補助者との連絡用にインカムを用意。特定小電力トランシーバーは免許も不要で、また他の機種も交えて台数追加可能です。

・折り畳み椅子やテーブル、各種グッズを持っていくときに

・ドローンを樹木などの高所に引っ掛けた時の救出に

・周囲に安全飛行をアピール

・機体やレンズのお手入れに

・夜間飛行時など暗い場所での照明に

・電源のない場所で飛ばす場合に充電環境を

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?