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【子育て】自分で考え、行動する

「経験」がないから、うまくできない。
最初からなんでもできる人なんて、そういない。

子どもだったら、うまくできることが少なくて当然だろう。

でも、大人は求めすぎている。
何回言っても同じ失敗をするとか、言ったことをやらないとか、「何回言ったらわかるの!」「早くしなさい!」って繰り返す。

まぁ、私のことなんだけど。

最近ふと、「経験がないんだから、失敗して当たり前だよな」って思って。
私だって大人だけど苦手なこといっぱいあるし、失敗だってもちろんある。
経験してきたからそれなりにできるようになったこともあるけど、子どもはこれからその経験をして、少しずつうまくやっていけるようになるのだ。

イライラガミガミされたって、できないものはできない。
お互い嫌な気持ちになるだけでいいことないし、むしろ逆に、子どもが萎縮しちゃってよくないことのほうが多いかもしれない。

先日、子どもが宿題を忘れて帰ってきた。
宿題が出たのか出ていなかったのかすら曖昧で、友達のママに確認したら「いつも通り出てるよ」と。
ないものはないから仕方ないと、明日学校で確認して先生にできませんでしたと伝えるよう、叱らないよう注意して伝えた。

翌日、「なんて言ったらいいんだっけ?」と言いながら、少し不安そうに登校した。
言えなかったときのためにと、連絡帳を持たせた。
さて、どうだろう。

結果的には、自分の口から言えなかった。
まわりの子に聞かれるかもしれないと、言うのが嫌だったと。
宿題は机になく、結局、どこにいったのか不明のまま。
昨日と当日の分の宿題プリント2枚を持って帰ってきた。

その前の週にも、クリアファイルと筆箱を忘れて帰っている。
そのときは別に支障がなかったけど、今回は宿題だ。

「忘れると困ったり、嫌な気持ち、不安な気持ちになるよね。先生に言うのもドキドキしたよね。だから忘れないように、帰る前にもう一度机の中を確認しておいで。宿題を配っているときに自分の分がまわってきたか、ちゃんと見ておくんだよ」

きっと一度言っただけでは変わらないし、この先も忘れ物をするときはあるだろう。
でもそのたびに、イライラガミガミせず、気長に見守りたいと思う。
それが、自分で考えて行動することに繋がっていくと信じて。

たとえば、自分が忘れっぽいと思ったら、どうしたら忘れないようになるか考えてみる。そのための行動を考える。
人から言われてやるよりも、自分で決めてやるほうが効果があるはず。

私も忘れやすいから、料理をしていて調味料が切れかかっていたらすかさずホワイトボードにメモする。
予定が決まったらすぐカレンダーに書き込む。
仕事を教わったらその場でメモ(働いていたときは)。
(そうやっているのを見ているので、子どもも何か忘れたくないことがあるときは、字が書けるようになってからはメモするようになった)

今はまだ声かけや持ち物のチェックをしているけど、少しずつ自分で任せることを増やしているところ。
その課程で失敗を繰り返して、どうしたら自分はうまくやれるかな? と、考えてがんばれる子になってほしいなと思う。

今のところ、失敗してもうまくできないことがあっても、「私はダメなんだ……」なんて落ち込まず、「がんばる!」という気持ちを持ってやれている。そういう前向きにがんばる姿は、本当にすごいなと思う。
そしてがんばっているから少しずつできるようになってきて、学校が楽しいと通っている姿に幸せな気持ちになる。

私は学校が嫌いだったから、学校生活が楽しいものであるのは、本当にすてきなことだと思う。
これから成長するにつれていろいろあるかもしれないけど、自分で乗り越える力をつけていってほしい。

自分だけの力ではどうにもならないときはもちろん、私の出番だ。
子どものサインを見落とさないよう、そっと後ろから見守っていようと思う。

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ちょっと内緒にしたいことや本音を書いています。

そんなふうに見守る心の余裕があるのも、時間があるからこそなのかなと思ったり。

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