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【創作日記】そうだ、小説を書こう!

小学生の頃から20年以上に渡って少女小説を書き、デビューを目指して書き続けていた日々から抜け出して、10年以上が過ぎた。
毎日、寝ても覚めても書き続けていた日々をやめられるわけがないと思っていたけど、「そのとき」はあっけなく訪れた。

私が小説を書かなくなるときは、満たされたときだと思っていた。
満たされない何かを埋めるように必死に文字を綴った。願ってやまない小説家になるという夢が叶いさえすれば、ぽっかりと空いた穴を埋められる気がしていたのだ。

でも、そうじゃなかった。

一度は手の届きかけた夢も、指の隙間からすり抜け。
夫と出会った。
小説を書かなくても、やっと呼吸ができるようになった。
私は小説を書くことで、なんとか現実を生きていたのだ。

この10年の間にも、実は何度か「書いてみようか」と思うことはあった。

そんなときは大抵、何かがうまくいっていないとき。
要するに、「逃げたくて」書こうとしていた。
でも物理的に時間がなくて、妄想するだけにとどまった。

今は家族との関係も落ち着き、子どもにもずいぶんと手がかからなくなった。
やっと「自分の時間」を持てるようになり、専業主婦である今、「もう一度書いてみたい」と素直に思えるようになった。

かつてのように、「書いていなければ死んでしまう」ように追い詰めることなく。ただ純粋に書くことを楽しみたいと思う。
そして願わくば、その物語が誰かに届いて楽しんでもらえたらいいなと、そう思えるようになってきた。
小説を書くことに縋っていたあの頃と、まるで違う自分がいる。
今なら新しい何かが生まれるのではないかと、そんな気がして。

でも、書かなかった10年の代償は大きく、最初はこのnoteのような文章を書くのですら大変だった。
いまいちしっくりこないのだ。
リズムもテンポも字面も。なんだかちぐはぐでぎこちなく、文章は書き続けなければ衰えるのだなと強く実感した。
そうして1年以上が経ち、ようやく少しまともに書けるようになってきた気がする。

今はキャラ設定を作っているところで、ひたすら楽しんでいる。
キャラのことを考えていると自然とエピソードが浮かんできたりして、小説のテーマもうっすら見えてきた気がする。
まだ名前もない彼らの、どんな姿が見えてくるのか今は楽しみで仕方ない。
いろんなことを教えてもらったら、彼らがより魅力的に見える場面を切り取って並べ、プロットを作ってみよう。
自分の頭の中にある楽しい妄想を文字にして、誰かにも同じように楽しんでもらえたとしたら、どれほど嬉しいだろう。
想像するだけでニヤニヤしてしまう。

毎日コンスタントに書けるのが理想だけど、なかなか難しいのが現状なので、そこは無理せず。
とにかく今は楽しむことを大前提に、ゆっくりやっていこうと思う。

10年以上経って、その頃知らなかったいろいろな経験を積み重ねた今、いったいどんなものが書き上がるのか今から楽しみで仕方ない。
書き始めたらしんどいことも多々あるのはわかってるけど、とにかく最後まで書く!

以前の私は、原稿用紙換算で○枚ってカウントしながら、このnoteのタイトルのように「創作日記」を書いていたけど、今は○字って字数が主流なのかな?(そんなことない?)
単純計算で12万字くらい書けば、投稿しようと思ったらなんとかなりそうな感じかな??(初心者レベル)
とりあえず、原稿用紙換算300枚を目安に(結局、原稿用紙換算)でやってみよう。
昔はノルマを決めて書いていたりもしたけど、自分だけのスケジュールで動けなくなった今は、とにかくコツコツ書いていくこととする。

書きたいものが書きたいように書けるように、文章力を鍛える日々を続けていこうと思う。

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「面倒くさい」が口癖のアラフォー主婦。節約・時短・効率化で小さな暮らしを目指す1児の母。人生最後のダイエット中。家事・育児・暮らしのことな…

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