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「結婚するなら○○な人」がいい

「結婚するなら年収○○万円以上」
「背が高い人」
「やさしい人」

人それぞれ、結婚相手に望むいろいろな条件があると思う。
それが可能不可能はひとまずおいておき、ちょっとうちの娘の話を聞いて欲しい。

冬休み、何気なく見ていたワイドショーで、上記のようなテーマを扱っていた。
インタビューに答える人々を見ながら、娘がぽつりと言ったのだ。

「料理とか掃除とか、家事できる人がいいなぁ。やさしい人がいいなぁ」と。

なんと現実的な発言。まだ小1なのに。

まだ好きな人もいないし、○○くんがかっこいいなんて話も聞いたことがないけど、結婚したり赤ちゃんができたらということはなんとなく妄想しているお年頃。
そんな娘が結婚相手に望むものは、家事ができるやさしい人だった。

「それはパパみたいな?」
と、意地悪で誘導尋問してみたら、「うーん?」と曖昧に笑っていた。

どこからどんな情報を得て娘がそう思ったのかわからないけど、おそらくそれは間違っていないよと母は心の中で頷いた。

あなたのパパは一人暮らしの経験があって、整理整頓は苦手だけど一応、最低限の家事ができる。
圧倒的なママっ子だから、パパがやさしいとはあまり思ってないかもしれないけど、きっとパパは鈍感だけどやさしいほうの人だと思うよ。断言はできないけど。

頼み事をしても「面倒くさい」なんて言われたがことないし、ああしろこうしろ文句も言わないし。
エプロンが欲しいと言ったら好きな生地で作ってくれて、ポーチも作ってくれる。クレープやたこやきを作るときはパパの担当だし、壊れた掃除機も「断線してた」って言って工具を出して修理してくれた。
裁縫やアイロンかけはママよりもきっと上手。

正直、イケメンではないけれど、きっとそんなパパを見ているから、自然と結婚相手の条件も外見ではなく生活力とやさしさ、と思ったのかもしれない。
単に思いつきで言っただけだろうけど、「かっこいい人!」「お金持ち!」と言わなかった娘にちょっと関心した出来事だった。

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