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「面倒くさがり」はすごい才能である

私の口癖は、ずばり「面倒くさい」

面倒くさいから、すべての出来事をいかに効率的にやるか、もしくはやらなくて済むようにできないかを常に考えている。
いちいちそのために動くのは面倒だから、使ったついでにトイレ掃除とか、通りすがりにできる家事はないかいつも意識して動いている。

掃除機をスティック型にして目につく場所に収納したら、それまでは見て見ぬふりしてきた床の髪の毛や埃をこまめに吸い取るようになった。
いちいち部屋を移動するたびにコンセントを差し替えるのも面倒だから、最初から延長コードを使用。
それならバッテリー型にすれば手間を省けると思うかもしれないが、バッテリー型にすると吸引力が落ちてくるのだ。
だからあえて私は、コード付きのスティック型掃除機を使っている。
吸引力が落ちてきたなとストレスを感じたくないし、バッテリーだけ買い替えるのもなんだか面倒くさいからだ。

買い物に行くときも、店内のレイアウトを思い浮かべながらメモを作る。
野菜・果物→魚→肉→乳製品→冷蔵→その他、こんな感じでざっくりと分けて買い出しメモを書いておく。そうすることで買い忘れや見落としが減り、行ったり来たりする手間も省ける。
私は安いものを買って献立を決めるということができないので、そうしている。だいたい6日分の献立を決めて必要なものしか買わないから、買い出し前日には冷蔵庫がほぼ空っぽになっていて気持ちがいい。
管理しきれないほどの食材を買いたくないし、処分するのが面倒くさいから、私にとっては買い出し前の献立を決める・メモを作る作業は面倒だけど、未来の自分のストレスを軽減する大切な作業なのである。

洗濯物も溜まると面倒だから、毎日洗う。
毎日洗って干す作業と、2日分溜めて洗って干す作業を考えたら、まず2日分は二倍の労力がかかる。
洗濯物を干すスペースは限られているのにみっちりで、余裕がないからなかなか乾かなかったり。取り込むときだって2倍大変だし、その分、洗い替えも必要になる。
その点、毎日洗うと作業量が減る。朝に洗って干すから、今時期なら夜に着替えるときには乾いている。だからタオルも下着類も、最低2枚あればいい。管理する場所も手間も減るから、その分の時間を違うことに使えるようになる。

たたんでしまうという作業もカット。ハンガーに掛けて干し、乾いたらそのまま近くにある収納に引っかけるだけ。わざわざたたまないし、しまわない。
靴下や下着、ボトムスもざっくり畳んで収納にぽいっとするだけ。
なんなら、翌日身につけるので収納にすらしまわず、軽くたたんで置いておくことも多々。
夫は着ていない服が山ほどあるので捨てたらいいのにと思うけれど、そこは夫の領域なので私は手を出さず、ひたすら自分のものと子どものものを管理・削減していくだけ。

面倒くさがりだから掃除用品は場所ごとに用意、気が向いたときにサッとできるように準備。
トイレ、お風呂、台所洗剤…あれこれ揃えるとお金もかかるし管理も手間だけど、掃除しようと思うたびに取りに行くのが私には面倒なのだ。
人によって面倒な部分は違うと思うから、その面倒をいかに楽して効率よくやるか、またはやらないで済むか考えて改善していくことで、ずっと快適な生活ができると思う。

最近の私は、収納にものがおさまらないから収納を買い足すのではなく、収納におさまるだけの量にできないか考えるようになった。
すると持ち物の量が減り、逆に収納が不要になった。でも収納を処分するにもお金がかかるから、使える場所はないか試行錯誤して、それでも不要だと思ったらやっと処分する。
処分するのも面倒くさいから、次に買うときは処分しなくて済むようなものにしよう、もしくは処分が面倒でないものにしようと思うようになった。

意識を変えると生活が変わる。

自分と家族が快適に暮らせるように、今日も私は、面倒くさいを口癖に、試行錯誤している。

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