見出し画像

【家族】夫の好きなところ

SNSで夫に対する不平不満を目にすると、

「わかるわかる! うちもそういうところある!」

と思うことが多々あるが、その反面、

「うちは違うなぁ」

と思うこともある。

物を使ったらそのまま出しっ放しにするし、着替えたらそのまま放置で床に抜け殻を作っていたりするし、電気をつけっぱなしにすることも多い。
話しかけても全然聞こえてないし(わざと? ってくらい、目の前でもテレビに夢中)、私と子どもが寝ていてもお構いなしで遠慮なくドタバタ物音を立てるし。

(空気を読め…!)

って何度思ったかしれない。
最初はいちいち言っていたけど、そのうち、「できるときとできないときがあって、できないときが圧倒的に多いけどできるときはやっている」ことを認め、私は淡々と後始末することにした。

今では子どもも巻き込んで「電気つけっぱなしー!」とか、「抜け殻できてるー!」とか言って遊びのように指摘したり、夫の部屋から漏れ聞こえる音が気になるときは「パパうるさいから言ってくるね」と子どもが自らお願いしに行くようになった。

夫のいいところは、そうやって注意しても不機嫌にならないところ。
自分が悪いと思ったことはすぐに謝罪するし、たとえ悪いと思っていなくても、私の機嫌を直すためなら「ごめんね」と言う。
(男の人はなかなか謝れないと言うけど、逆に謝れないのは私のほうであるという事実)

そして、夫はめったに「面倒くさい」とは言わない。
口癖のようにしょちゅう言っている私とはまるで正反対だ。
車を運転できない(免許はあるが私は事故が怖くて運転できない)私が、どこそこに行きたいと言えば「いいよ」と連れて行ってくれる。
家族の頼み事に「面倒くさい」は言わないけど、他のことには言うよ、もちろん。

私が家事をせずゴロゴロしていたとしても文句は言わないし(最低限はやってるけど)、料理の品数が少なくても失敗しても「これだけ?」とか、「またこのおかず?」なんて言わずに食べてくれる。
たまに、かなりの失敗をしたものは「残してもいい?」って承諾を得る。
(失敗したものを出すなって話)

家事をしても感謝はされないけど、しなかったとしても文句を言わない。
この、文句を言わないがわりとポイント高い。
一度でも文句を言われようものなら、「じゃあ自分でやれ!」と言う覚悟はいつでもできている。←

今の仕事に就く前、ちょっと特殊な生活をしていたからかもしれない。
一人で暮らしたこともあるし、家事のしんどさもわかっているから言わないでいてくれるのだと思う。
でもそのやさしさに甘えることなく、私は私のできることを最大限やり、家族の健康と快適な暮らしを守ろうと思う。

夫にも、きっと私に対して思うことはいろいろあるだろう。
だから時々、不安になる。
本当はものすっごく我慢させているんじゃないか?
言わないだけで、心の中に不満を溜め込んでいるんじゃないか?

何も言わない夫の顔色を窺う、私の悪い癖。
夫は責めなくても、私は自分を責める。
面倒くさい女と結婚したなと思っているかもしれない。
感情の起伏のない、いつも同じ態度の夫。

怒ったり不機嫌になることがほぼない夫に、私はとても救われている。

ここから先は

0字
月3~4本更新予定。読まなくても困らないけどなんか気になる、そんなマガジン。に、なりますように。

「面倒くさい」が口癖のアラフォー主婦。節約・時短・効率化で小さな暮らしを目指す1児の母。人生最後のダイエット中。家事・育児・暮らしのことな…

いただいたサポートは、読んでくださる方に楽しんでもらう文章作成のため、大切に使わせていただきます。