川原

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ほんとうの僕

僕は汚い。 君が思っているような綺麗な人間では無いんだ。 あの時のあの人と、いまの僕はきっと同じ気持ち やっとあの人の気持ちがわかった 少し複雑な気持ち どれだけ頑張っても綺麗にはなれなくて 苦しくて、泣きたくて、頑張ってみたけれど 1粒の涙しか出てこなくて 僕のほんとうを君が知ったらどう思うだろうか? 嫌いになって欲しいと言った あの日のあの人と 今の僕は同じだ 不幸になりたいのか わからない ただ、君は悪くない 僕も悪くない それだけ

    • さくら

      桜は嫌いなんだ、結局すべて散っていくから ずっと一緒に居ようね、と言った君の言葉も ずっと友達だよな!俺ら!と言った友達の言葉も 結局はすべて私の周りから散っていくのだ。 永遠なんてない事は承知の上だが、 心のどこかで永遠を願ってしまうんだ、そしてすべて散った時、ひどく胸がおもく、いたく、辛くなるんだ。人間って結局こういう生き物で仕方がない事だけれど、 桜を見ると、ぼくの周りから散っていったものたちを思い出すから、嫌いなんだ

      • 素敵な彼氏

        君よりも素敵な彼氏が出来たよ 君みたいにワガママじゃないし 優しくて、彼女想いなんだ。 趣味も同じで話しててとても楽しいんだ 君から久しぶりに連絡が来て、迷ったけどもうブロックしたよ。その後少し泣いてしまったけどね。 君よりも素敵な彼氏が出来たよ 君みたいにすぐにバカにしてこないし 真剣に話を聞いてくれるいい彼氏なんだ。 だから久しぶりに会わない?なんて言わないでよね 私はもう他の人と幸せになれたんだから。 たまに君の匂いを無意識に探してしまうけどね 今の彼氏は君みたいに急に

        • すべて崩れてく ぽろぽろ 溢れる 音がする 君の絵、 綺麗に描けたよ って僕は言う。 「ねえ、わたしっていつかお星様になれるの?」 「ねえ、わたしっていつか君の1部になれるの?」 眠れない君が、僕に問いかける 目覚めると、君も、その問いかけもすべて消えていた。

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        ほんとうの僕

          後遺症

          今の好きな人の後ろに君はいつも立ってて。たまに、顔を傾げてわたしの事を見つめる。濁った、本当の幸福を知らなそうな目でわたしを見つめる。 結局私は、君をもう一度取り戻したいだけなのだと思う。少しでも似てる人を探して好きになって、君の代わりにしようとしているけれど、 君が唯一無二な存在すぎるが故に、他の誰を好きになっても満足も安心も出来ないのだ。

          本棚

          君と別れてからもう沢山の月日が過ぎた。 私達は、別々の人生を歩み始めた。 私には新しい好きな人もできた。新しい趣味もできた。毎日が充実していると思う。だけど、それでも毎日君の顔が思い浮かぶ。辛かった思い出も今となっては楽しかった思い出のように思える。思い出というのは、無意識に美化されるものなんだと実感する。 きみと別れて1ヶ月経ったある日、私は自分の携帯に入っている君の写真を全て削除しようと、アルバムを開いた。君の顔の写真がほとんどだったが、君の部屋の写真も何枚か撮っていたよ

          僕の部屋

          1度だけ、君を僕の部屋に呼んだことがあったね あの時の僕は片付けがとても苦手で、いつも部屋が散らかっていたから、 君は「汚いなぁ。ちゃんと片付けな?」と笑っていた。 僕達は、2ヶ月後のよく澄んだ10月にお別れをした。 その日から 僕は毎日欠かさずに部屋を掃除した。なんだか心の中で君が「片付けなよ〜」って笑っている気がするんだ。 そのまた2ヶ月後の今日 僕は熱を出して、久しぶりに部屋がとても散らかっている。君がいつもより近くで「片付けなよ〜」と笑っている気がする。早く片付け

          僕の部屋

          もやもや

          人と話すと 自分の無力さや無知さなどの 言葉に出来ない大きなもやもやが生まれます。 このもやもやは、振り払っても振り払っても消えません。 いつか、私が大人になったらこのもやもやはきえてなくなるのでしょうか。 いつか、私は大人になれるのでしょうか。 はやくおとなになりたいな。

          もやもや

          優越感

          ぼくは、きみのことをまだ何も知らないんだなって。すこし一緒に居たからってきみを知った気になって、ぼくがいちばんきみのことを知っているみたいな嘘の優越感に浸って、 結局、何も知らなかったのに。 ぼくは、きみのナニを知っていたんだろう。 ぼくは、きみのナニを好きになったんだろう。 毎日毎日考えるけれど、ずっと答えは見つからないまま。

          人間

          綺麗な人間なんて存在しないからね。 みんな綺麗な部分も汚い部分もあって それが人間だよね。 君が大好きなあの子も、綺麗な人間では無いよ 綺麗な部分しか今はまだ見えてないだけ。 人間って本当に都合のいい生き物だよね、 でもそんな人間が私は好き

          中学校と宇宙人

          10/26 今日は学校に行きました。 人が多くて 雑音が凄くて今にも吐きそうです。 早く家に帰りたい。 ここには私の仲間も居場所もありません。 みんなが別の生き物に見えます。 何で笑っているのか、楽しそうにしているのか全く私には理解出来ません。 私はいつも頭の中で、人間の性質 や 自分の将来 日本語の面白さ 日本の現状など様々な事を考えています。考えるという事はとても楽しいし、 特に結論が出た時はすごく嬉しいです。 でも、自分の性質や将来について考える時は 自分のまだ足り

          中学校と宇宙人

          皆既月食

          月を見るといつも君を思い出す 私はずっと孤独だった 毎日憂鬱で、何故生きているのか もういっそ消えてしまおうかと思いながらも必死に生きていた そこに君が現れた 運命の人だと思った だから初めて告白したんだ 君と居る時間は幸せで、 私の憂鬱な日々に色を付けてくれた あの日、私は何故断ったのか今でも分からない 君は悲しそうに言った 次の皆既月食は一緒に見ようねと言った その次はもう来なかったけど 今日は月が綺麗だ 君の言葉を思い出すよ 今日の皆既月食は一緒に見たかったな

          皆既月食