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5日目 早朝にルクセンブルクを後にしてTGVでパリへ(パリフォトとpolicopies)

一夜限りのルクセンブルク滞在で思ったこと

前の日の夜、無料バスで少しだけルクセンブルク市内を徘徊をしたのだが、21:00ぐらいには中心部を少し離れただけで(真冬並みの寒さだからか)人の気配が全くない。静まり返った要塞都市をめぐるバスから眺める景色は、それはそれはため息が出るほど美しかった。街をライトアップする仕事をする人もどの程度の暖色で照らせば建築物が映えるか、知り尽くしているのだろう。この街を早朝には出なくてはならないので、大変もったいないことをした(しかし、今回の旅ではルクセンブルクの北部の街・クレルヴォーに行けたのでよかったと思おう)。

勝手な自分の印象で話すと、ベルギーのアントウェルペンが京都だとしたら、ルクセンブルクのコンパクトで古い街並みは金沢のようだった。薄明かりの中、小さいおしゃれなお店でご飯を食べる人たちが、金沢市内の犀川(さいがわ)周辺に散らばっている小綺麗なおでんやで日本酒を嗜む人とピッタリ重なったからだ。寒い街でお酒を飲む人は風情があっていい。

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2022年11月6日から15日までベルリン、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランスの美術館や写真芸術のスポットを中心に旅行してきます…

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