見出し画像

あなたの生きている世界

感情の境界たゆたう歌声と
降るピアノ、色、響く言の葉


午前0時をまわってしまった。
ゆえに、今日は7月28日の金曜日。
だが、私はまだ寝ていない。
ゆえに、7月27日の木曜日は続いている。

ということで、ちょうど一週間前のことを少々綴りたい。



7月20日木曜日の夜、今年初めてのライブへ行った。
今年最初のライブが7月だなんて、随分と行かなくなったなぁと、自分の変化に改めてしんみり。
それでも昨年からだいぶ復活はしてきた。
先日の「君たちはどう生きるか」の公開を楽しみにして生きてきたのと同じように、「ライブ」は生きる予定を作ってくれる。
”これを観るまでは死にたくない!”は、結構あって、2021年から年々増えている。
が、それをここで書き始めてしまうと、話がドンドコ脱線してしまうのでやめておこう。

** 本 題 **
先週の今日、記念すべき今年最初のライブは、世武裕子(以下セビーさん)@めぐろパーシモンホール。
『あなたの生きている世界1&2』の東名阪リリースツアーで、東京公演がツアーの締めくくりだった。
私はセビーさんの音楽が大好きなのはもちろんだが、生き方やそれに対する考え方、よく喋るユニークな人柄もとても好きだ。
私が知っていることなんて、彼女がSNSで発信する言葉やトークから窺い知る程度ではあるけれど、共感することが実に多い。
そしてカープファンという共通点が、一気に親近感を増す。笑。

セビーさんのライブに初めて行くならワンマンで!!
と思っていたので、今回のライブは私にとって念願だった。
初セビーさんにして、ピアノ弾き語り。
もう、事細かくは書かない。
その感動を一首だけで表現するならばと創作したのが、冒頭の短歌だ。


゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜

揺蕩うような歌声
真っ直ぐに響く言葉のチカラ
優しく繊細、凛とて力強いピアノ
降り注ぐ、弾む、奏でる、鳴らす、生きる
目を閉じて耳を研ぎ澄ます
流れ込む
色が鳴り響くピアノの音色
言葉の輪郭
感情の海
紡ぐピアノ
感情の境界をまたぐ
境界線を泳ぐ
浮遊しているような
境界を曖昧にして包み込むような歌声
一言では言い表せない、唯一無二と言ってしまえば簡便だけど、
それだと勿体ない、伝わらない

゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜

低い音は黒く、高い音は白く聴こえた
その間の音色は黒から白へのグラデーションのような鮮やかさが見えた
黒が鳴るから他の色が引き立ち、
明るい色が鳴るから黒がより魅力的になる
ピアノって人と似ているのだろうか
多面的で、単調なようで複雑で奥深い、底見えぬ世界が実は広がっている
言葉一つ一つが、体に入ってくる感覚
バンドで聴く音楽も歌(言葉)を浴びてはいるけれど、それよりももっと、言葉の輪郭、解像度が上がっている、
ゆえにストレートに響いてくる


初めてこんな゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚*線を使ってみたが(笑)、
何故だか、直線では仕切りたくなかったのだ。
ライブで感じた感覚や気持ちを、なるべく鮮度の良い状態で深掘りしたくて、わーーーっと羅列し、そのまま此処に残すことにした。


安直な言い方になってしまうが、
本当に、心から行って良かったと感じたライブだった。
あの空間、あの時間を体感できて良かった。
あのライブを一緒に作ることができて良かった。
音楽の素晴らしさを改めて実感した夜だった。
そよ風が心地良い帰り道だった。
福々に満たされた心とは裏腹に、空になった胃袋を満たすべく私はモスバーガーへ直行した。
今年初のモスだった。
ハイテンションのままに、ハイカロリーなセットを容易く平らげた。
21時過ぎのポテトは、揚げたてのホクホクで美味しかった。
いつかセビーさんと創作が出来たらいいなぁなんて妄想した夜だった。

私の7月27日木曜日、これにておやすみ ✫彡
明日は鰻じゃ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?