見出し画像

槇文彦氏のご逝去を悼む:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)での思い出とともに

槇文彦氏のご逝去を知り、心より哀悼の意を表します。

哀悼:槇文彦氏のご逝去

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下「SFC」)は、槇文彦氏のご逝去を深く悼み、心より哀悼の意を表します。

槇文彦氏は、1990年に開設されたSFCの建築における全体計画と主要な建物の設計を担われました。同氏によるSFCの建築は、平成4年度神奈川建築コンクール優秀賞やJIA25年賞を受賞するなど、建築と自然が融合した美しいデザインのキャンパスとして高い評価を受けています。また、同氏が名誉顧問を務められていた株式会社槇総合計画事務所には、2023年3月に竣工した慶應義塾初のオンキャンパス国際学生寮「Ηヴィレッジ」の設計・監理者として参画いただいています。

このような経緯から、SFCでは、槇文彦氏がその作品と思想を育み、その類稀なる境地に至る足跡や、その源泉となった国際的な文化交流などを物語る貴重な資料の一部を譲り受け、これから建築と都市のデザインを学ぶ世界中の学生や、さらなる発展に向けた研究を志す人々が有効に活用できるようにする活動を「槇文彦アーカイブ」と命名し、その拠点を「槇文彦ルーム」として2022年3月にキャンパス内に設置しています。

槇文彦氏がキャンパスの礎を築き、SFCで学ぶ後進の研究活動を導いて下さったことに心より感謝し、代えることのできない機会を頂いたことはSFCの誇りです。

槇文彦氏のご逝去を惜しみ、ご冥福を心よりお祈りしますとともに、ご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。

https://www.sfc.keio.ac.jp/news/025105.html
2022年6月28日 撮影

私は1997年春から2005年秋までの約8年間、この美しいキャンパスで学び、生活しました。その時期、槇氏のデザインによる建物と自然との調和を感じながら、充実した日々を送りました。

2005年4月22日 ケヤキの木のように、これからは強く生きようと思った頃
2023年10月28日 そのケヤキを背景に1997年入学当時からの仲間と

昨年、生協の前で18年ぶりに同じ場所で脚を架けて鴨池を見たことを今、思い出しています。槇氏の礎で築かれた、この広大なキャンパスがある遠藤の地と、そこで長く過ごした時を懐かしく思うと同時に、槇氏の御冥福をお祈りします。

2005年4月14日 いつものお気に入りの場所で

槇文彦氏のご逝去を惜しみ、ご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。


2005年4月14日 Panasonicのガラケーで撮影
2023年11月25日 iPhone 15 Proで撮影


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?