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第16回 購入地接道の二項道路認定確定

2022年6月23日。町より、狭あい道路後退協議済書が発行されたとの連絡が入った。予想通り、基本的に敷地が道路に面している箇所についてはセットバックが必要となるが、

「道路幅員が1,800mm未満の箇所については、法定外道路としてセットバックしなくても良い」

とのことだった。それが下図の赤色で塗られた部分。

購入地と接道

これで購入地のセットバック箇所が明確になったわけだが、二つの課題がある。
 1)セットバック部分を寄付するか、寄付せず自主管理するか?
  ー寄付:
   ・メリット:その分の固定資産税が安くなる
         寄付部分の舗装工事は町が実施する 
         わずかだが、補助金(測量費として最大20万円)が出る
   ・デメリット:所有面積が減る
  ー自主管理:
   ・メリット:私道以外の用途は違法(構築物は設置不可)となるのでメリットなし
   ・デメリット:舗装は施主負担

合理的に考えれば、寄付しかありえない。

2)セットバック不要になった土地を寄付すべきか?
 この部分は道路ではないので、構築物を立てることも可能。栗原さんからは、セットバックして寄付を勧められたが、それは最後の手段であり、その前にクリエイティブな使用法を検討してほしいとお願いした。

なお、今回以下の事実が判明した。
購入地が面する2項道路の両方の道路境界にコンクリートブロックが2段ほど立ち上がっているため、それを解体・撤去し、 かつセットバック部を道路と同レベルになるように土を撤去しなければならない。その費用は施主負担であり、寄付・自主管理によらず必要な工事だそうで、またまた追加の費用がかかってしまう。


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