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第52回 エアコン問題(続)

11/18の実家での打合せ時に、栗原さんは以下修正案を提示した。

191116_エアコン高さ2

エアコンの下端は、高さ1.82mにまで上げることができている。壁の中で、梁にかからないギリギリまで配管(冷媒管)を延長するという計画だ。ただし、既に配管は壁の中に埋め込んでいるので、延長するために壁を一部取り外さなければならない。延長工事が終わったら、その壁を覆い戻しビスで留めておく。壁に、切り取った後は残ってしまうが、冷媒管や電源コードは見えない。

最初の案に比べれば、だいぶ良い。背の高い男性が立つと、エアコンの吹き出しに頭がかかる可能性はあるが、ほとんどの人は大丈夫だろう。だが、図面を見ると、もう少しさらに高くできそうな気もする。そこで、最大限高くした場合の図面を作製して送ってもらうようお願いした。

11/22に届いた図面が以下だ。

191122_福澤様邸賃貸_エアコン最高位置

エアコンの下端は2.23mだ。かなり高い。これなら違和感なく、上からの冷風を室内に吹き降ろすことができる。しかし、壁の中の梁を乗り越えるために、40cm以上の配管カバーを被せる必要がある。電源コードも、コンセントの位置は変えられないため、約30cmは露出してしまう。費用も、少し割高になりそうだ。高さを取るか、見栄えの良さを取るか、悩ましい。

図面だけ見てもどうもピンとこず、実際の建物の中でどのようなイメージになるかを見てみたくなった。しかし、僕が現場に行くことはしばらくない。そこで、鈴木さんに無理を言い、現場の実際にエアコンが設置される場所で写真を撮り、それを送ってもらうようお願いした。以下写真は、1.8mの高さにボードあててもらったもの。

エアコンFL+1800

そして、以下が最高位置の写真。配管カバーとコンセントからの配線も書き加えてくれた。

エアコン最高位置

この二枚の写真を見て、より高い最高位置に設置することを決めた。やはり、見栄えよりも機能だ。暖房使用の際は、吹き出し口が低い位置でも暖気は上がるのでいいが、やはり猛暑の時期に最も機能的な場所がいいとの判断だ。また、暖房使用時は、サーキュレータなどで空気を循環させた方がよく、そうであればエアコンが高い位置でも問題ない。

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