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第29回 遅れる工事着工

3/26の地鎮祭から、早や二ヶ月が経過したが、工事はまだ始まらない。気の短い父は、どうなっているのだと僕に電話でせっついてくる。実際に電話をかけてくるのは、耳の悪い父に代わって母だが・・・。

これまでの経緯を整理しておこう。当初は、3月末に施工会社と契約を完了し、同時に建築許可と建築確認を得て、4月末には着工開始の予定だった。

ところが、3/13に建築許可申請に際して、地元行政から道路の接面に問題があることが指摘された(第28回参照)。そのために道路に接する土地を分筆しなければならなくなった。そして、分筆後にあらためて許可申請を行わなければならない。

さらに不運が重なった。これまで交渉してきた行政の担当者が新年度で異動となり、新しい担当者とまた初めから交渉をしなければならなくなったそうだ。以前にも書いたが、今回対象の土地は市街化調整区域だ。それは、原則家を建ててはいけない土地ということ。従って、行政は家を建てさせることに消極的であり、何かと重箱の隅をつつくようなことを言うらしい。そのため、GW明けでないと建築許可がおりないことが明らかとなった。ご存じの通り、今年のGWは異例の10連休で、さらに決定の時期が遅れた。建築許可が下りなければ、建築確認も申請できない。

そしてやっと、5月13日に建築許可と建築確認申請が下りた(建築確認には時間はかからなかった)。しかし、施工会社は建築確認申請が下りなければ、工事の準備に入ることができない。5/13に申請が下りたからといって、すぐに着工できるわけではないのだ。具体的には、現場で働いてもらう業者の手配に時間がかかる。ただでさえ人手不足の折り、ましてや長いGWが明け、一斉に手配が始まる。人繰りは容易ではないだろう。また、各種機関への申請も必要らしい。

施工を担当するS建設も、建築確認がおりるまで手をこまねいていたわけではない。5月9日には、敷地周囲に網を張って、工事にすぐに着手できるように準備を進めていた。

5/13に建築許可と建築確認がおりたことで、S建設と締結した契約が有効となった。それは、S建設に着手金を支払うタイミングが来たことを意味する。5月14日に請求書を受け取り、翌15日には着金約900万円を振り込んだ。

結局、工事開始(基礎掘削)は5月31日になりそうとのことだ。

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