1996年7月 日帰り足利学校と宇都宮
【前書きとまとめ】白楽駅近くのアパートから、宇都宮に住む友人S宅をちょこっと訪ねる前に少しだけ足利に寄り道した記録。電車の乗り継ぎが素人以下でした。写真は撮ってなかったらしく、イラストもひとつだけ。ヘッダーお借りしました。ありがとうございます。
7月6日(日)
7:00ちょい過ぎ起床。この時間にはビカビカに日が射してベランダの鉢植えはすでにバテ気味。
ねずみ(ジャンガリアンハムスター)に餌をやり、いざ鎌倉、ではなくいざ足利。そして友人の住む宇都宮へ。
歩いて5分ほどで白楽駅へ。
風があって気持ちよい。早起きの人びとがみな、たのもしく見える。駅のホームからランドマークタワーがくっきりと見える。
7:32 東急東横線白楽駅発。
9:00前 北千住着(菊名で乗り換えてあとは一本だったような)。
9:04 東武伊勢崎線、新栃木行で東武動物公園まで。
9:40着 冷房が効き過ぎていたせいか身体が冷たい。もわっとした空気を身にまといながら熱いエスプレッソを飲む。
電線が汚れた蜘蛛の巣のようにたくさん張り巡らされている。
この国は本当に電線が多い。
館林行きが9:59、まっすぐ行ける伊勢崎行きが10:21発、どちらに乗ろうか……
迷って、結局館林行きに乗る。
和戸→久喜→鷲宮→花崎→カゾ(どんな字書くんだ? 後で見たら加須)→
南羽生 まっ平! 駅舎がない! と思ったら自分の車両がホームの端の方にいるだけだった。
電車が空きだした。羽生を過ぎたら少しでこぼこ地形。広ーい川を渡る。利根川らしい。
田んぼにたっぷりと水が入っている。
→川俣→茂林寺前→
しまった、館林まで来てしまった。しかしまだ目的地は少し先だあ。
10:51 乗り換え。
11:02 足利市駅。
渡良瀬川の中橋を渡って市立美術館へ。
川は澄んではいるが、そこまで美しい水ではない。川にゴムボートを浮かべてうだこいてるおじさんが見えた。
市立美術館は新しい建物で、入り口の広場にマイヨール作の像あり。
(保護されていないページへのリンクです、ご留意ください)
ジャコメッティ展は空いていた。チケットはジャコメッティだから細長いかと思ったら普通だった。
あんがいさっくりと見終えて、何も買わずに出てくる。
焼け付く日差しの中、まず向かいの本屋でハガキを買い求め、JRの駅に向かう。線路沿いは静か。開け放した家の中から湿ったくらしの匂いがしてきた。
お次はJR足利駅。しかし、13:07?を逃したのを知り、少しゆっくりしようと昼飯を食べに行く。
近くに、1935年より、という(?)ヘンなフランス料理屋をみつけて入る。
カルボナーラのセット。客は誰もいなかったが、すぐ、ひとりの男性が入ってきた。ウェイトレスさんと顔なじみらしく、くつろいでいる。
ハーブのドレッシングとパスタソースを土産に買う。おまけにラタトゥイユのソースを一個つけてくれた。
足利学校って何だろう? と覗いていく。
日本最古の学校とのこと。15世紀から学校やってるらしい!
ゆっくり見学しようと思ったが、なんだかんだですっかり時間をくっている。早く宇都宮に行かねば、ということに気づいてあわてて駅に戻る。
両毛線にはベリーショートの女子高生(体育会系、車内で弁当箱を拡げて美味しそうに食べていた)、茶髪の年配女性(やたらと隣席の高校生に話しかけていた)、などなど、にぎやかだった。
中学生男子だろうか? 声が高く、栃木っぽいイントネーションのしゃべりがなんだかうれしかった。
そのうち、あまりののどかさにぐーぐー寝てしまった。多分口開いてた。
小山まで行って、宇都宮行きに乗ろうとしたが、ギリギリ間に合わず。
仕方なく次のに乗ったら、なんと小金井終点だった。
14:01 小山を出る。
14:05 小金井。うだる暑さのホームに放り出される。
そして小金井で14:20発の宇都宮行きを待つ。
なんと14:15には電車が到着。いそいそと乗り込む。
うーん、涼しい。
宇都宮にようやく到着したのは、すでに午後遅く。
Sちゃんが駅で待っていてくれた。遅くなってごめんよー。
なんやかんや話に花が咲き、Sちゃんのお家で夕食をいただく。
ペペロンチーノ、トマトと玉ねぎのサラダ、とり焼きとポテト、美味しくて満腹。
19時過ぎまで楽しく過ごしていたが、お互い次なる用事あり、名残惜しくもSちゃん宅を去る。
19:30に宇都宮駅着。今度は上野までまっすぐ帰るために19:59に乗ろう、としたが、駅近くで洋服を買いたくなってうろついていて、また乗り遅れそうになる。
いや、さすがに今度はちゃんと乗れました。よかった。
おしまい
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