Rahmen from katuwow.

よく考えたら、岩沼市に引っ越した次の日にはラーメン屋で食べてた。
前回の記事で、あべ屋食堂で食べた天ぷらラーメンが岩沼市で頂いた
初めてのラーメンと書いたが、アレやっぱ無し。

私が最初に食べたのは、とりはなのラーメンだ。
正しい店名は、「炭火焼鳥とりはな」である。
夜は居酒屋をしていて、お昼はラーメン屋をする業態らしい。
続けて読むと、とりとりはなとなるので少し言いづらい。
メニューは醤油、塩、煮干しの塩か醤油、あと油そばの4品。
醤油ラーメンを頼む。
平日は月曜以外は営業しているらしく、開店時間は11時30分。

私は人混みや行列が大嫌いなので、早めに向かうかアイドルタイムを狙う事にしている。
人気店ってのは、大体行列に並んで待つのが前提だったりしてもてはやされる印象。
ワンオペで営業していたり、狭い店舗で人気が出るとあっという間に列だ。
お店のこだわりと妥協の狭間に立たせれて、意地でも今日は食べてやるんだという客側の思いが列を作り、アリンコさんのように行儀よく並ぶ日本人。
かわいいね。
待っている時の為に椅子というか、ヨギボー置いてて欲しいよね。

開店から退店まで客は私1名だったので、ラーメンはすぐに提供された。
ドンブリの七割がたを占める麺の上に座ったチャーシューと、フチ周りに置かれた味玉とメンマ、斜めに差し込まれた長方形の海苔が1枚。
スープをすくうと表面に透明な油で熱を閉じ込めている事が分かった。
濃厚な醤油スープ、と言われても全く伝わらないだろうが、そんな感じ。
味が濃いのでしょっぱめではあるけれども、これは好み。私は好き。
東北ずんは、塩分濃いめが好き。東北ずんのずんは、ずんだのずん。
ずんのやすトークライブ。

ラーメンの味、醤油、塩、味噌とあって続いて豚骨があるけど、
ちょっと待て、豚骨は味じゃなくてダシじゃなのよさと思う。
その他は調味料だ。よく言われる調味料のさしすせそに属している。
だから、ラーメンにはあと砂糖味と酢味が必要だ。いや、不要だ。
そしたらアレか。調味料は正しくは「さしすとせそ」とでもいうのか。
どこに豚骨の順番入れてるんだ。
いやむしろ、豚骨には塩、醤油、味噌味とがあるじゃないか。
豚骨ってのは、調味料を超えた存在だとでもいうのか。
ひょっとしたら、砂糖豚骨、酢豚骨もあるのだろうか。
あるとしたら、誰がそんな物を作って誰がそんな物に列を作るのか。
アリンコさんか、アリンコさんならあり得る。
いや俺アリンコじゃないから知らない。
ちなみに豚足は酢味噌で食べるのが好き。

初めてのお店や、迷ったときは醤油味を選択する事にしている。
もしくは店名をうたったラーメン。
南海トラフラーメンだとか、少林寺拳法アッパーラーメンだとか。
岩沼にはジャンプラーメンってのがあります。
日本人は醤油が好きだ。
海外勢が日本の空港に着陸すると、醤油の匂いがするという。
着陸した時点で「ワーオ、コレハ、ソイソースノニオイデスネ」
と言ってのける外国人はほぼ日本人だと思うが、そうらしい。
場所が変わればニョクナムだったりするんだろう。
罪を憎み、人をニョクナム。
外出するときに雨の心配するくらいなら、毎日傘持っておけと
同じくらいの理論で、醤油かけとけば食えると思っている。
ソイソースのソイは、瓦を割る時のソイ。

食べ終わって会計時に、「美味しかったです」と伝えてから店を出た。
夜は居酒屋なので、飲み水用のコップはロックグラスが並べて
置いてある事に気づく。
セルフロックグラスだったのかと出る時に判明しつつ、張り紙に
而今、などと日本酒一覧があって良い酒飲めんじゃんと思った。
夜に店内で晩酌後、ラーメンで締められたら良いだろうなぁ、
俺そんなに食えねぇなぁと想像して近くの竹駒神社を参拝して帰った。
ラーメンのメンは、「Hey, yo men.」のメン。



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