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区議会が競馬場を視察?なぜ?

7月9日、葛飾区議会は、大井競馬場に視察に伺いました。
江戸川区に建築中のカヌー・スラローム会場の視察からの流れでしたが、
議員1年生の私は、当初「なぜ競馬場に視察なのか」が分からず、興味本位での参加でした。

大井競馬場に到着して、L-WING5階ホールにて事業概要の説明を伺いました。そもそも競馬やギャンブルには興味のなかった自分にとって、結構目から鱗が落ちる情報もありました。

1.競馬の目的
 競馬にはさまざまな目的がありました。
 1つは地方財政への寄与です。
 ①競馬主催自治体への分配金、交付金
 ②災害支援や国家的行事への拠出
 2つ目に馬事畜産振興、
 3つ目に健全レジャーの提供でした。
私が通常、競馬を捉えていたのはこの3つ目に当たりました。

2.分配金
 驚いたのは、この23区に対しての分配金でした。 
25年度からの資料を見たところ、
25年度 合計6億9千万円 1区あたり3千万円
26年度   8億5百万円      3千5百万円
27年度   23億円        1億円
28年度   23億円        1億円
※29年度は9月に決定されるそうです。

我が葛飾区にも、年間1億円の分配金があったのです。
これは視察に来なければ分からなかったことでした。

3.その他の情報(主なものを抜粋します)
・地方競馬の主催者は14。北は北海道から南は佐賀県まで。
・競馬場は全国に17。
・地方競馬に関わっているのは、
  総務省(競馬開催権の指定)と、農林水産省(競馬の指導、監督)
・10月から新たなイルミネーション事業の展開(関東最大級)
・今年度中に的場文男騎手(61歳)が地方競馬最多勝利を達成するので、
 その偉業達成に対する関連イベントを行う。

4.感想
子供の頃に祖父に連れて行ってもらった競馬場のイメージが一新されました。雑然として、タバコの煙と男たちのギラギラした目つきと競馬新聞というイメージでしたが、若者やカップルも多くいて、各自がモニターを熱心に見つめていたり、コースの近くで応援の声を張り上げながら観戦していたりと、大変スマートな印象でした。
40名の区議のうち、参加したのは16名。
忙しい中ではあっても、出席してよかったと思う、大きな学びの一日になりました。


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