話題のシュクメルリを食べてジョージアを思う
SNSで話題になっていた松屋の期間限定メニューであるシュクメルリ
気になって先日食べてみました。
食べながら、シュクメルリの生まれ故郷であるグルジアを思いました。
アツアツなシュクメルリ
松屋でシュクメルリ鍋定食を注文しました。
シュクメルリは鍋に入っている。その鍋は旅館の食事で見られるような固形燃料を燃やす台座が付いている。
吉野家の牛すき鍋膳のようで楽しいですね。
固形燃料が燃えながら提供されるシュクメルリ鍋はとてもアツアツだ。
特に具であるサツマイモは熱を溜め込んでいて、いきなり口に入れては火傷していまいそうだ。
箸で割って、少し冷ましてから食べる。
具の一つである鶏肉もサツマイモほどではないが、いきなり口に入れては火傷しそうなアツアツさ。
私はここでごはんの上に乗せて冷まします。
少し冷ましてから、ごはんと共に食す。
ホワイトソースにチーズを加えたソース、更に盛り付けられたチーズがチーズの風味がベースとなって広がる。
そうしたチーズの風味から出て来るのが、ニンニクの味だ。
ホワイトソースとチーズの優しい味と、ニンニクの刺激が口の中で合体する。
チーズとご飯がただでさえ、よく合う組み合わせ。
そこへニンニクの刺激がクセになるような美味しさがある。
具の一つである薄切りの玉ねぎがソースによく絡み、美味い。
食後はニンニクのお陰か身体かなんだか温くなったようで、食い切った満足感が高い。
日本には無い味付けが面白い料理です。
ジョージアを思う
シュクメルリはジョージアの料理だ。
ジョージアは日本での知名度は高いとは言えない。
駐日ジョージア大使であるティムラズ・レジャバ氏がSNSでの発信が多く、話題にもなった事で国名を聞いた方はおられるだろう。
ジョージアは何処にある国であるか。
ロシアとトルコに挟まれた位置にある国で、以前の国名はグルジアであった。
ミリタリー趣味な私としては、ジョージアもといグルジアは2008年のロシアと戦争(南オセチア紛争または、ロシア・グルジア戦争)をした国と言う印象が大きい
北京オリンピックと同時期に起きたこの戦争
グルジアは南オセチアとアブハジアがロシアによって独立され、国土の一部を失ってしまっている。
この屈辱からロシア語由来の国名であるグルジアからジョージアに変えている。
グルジアもといグルジアは19世紀に帝政ロシアの統治下になった時代もあり、20世紀には独立後にソビエト連邦を構成する一国にもなった。
そして今はロシアと袂を分かち、ロシアと対峙している。
シュクメルリはカロリーの高いチーズとスタミナのニンニクの鍋料理、ロシアの強い影響力を受ける国で逞しく生きる為のパワーフードにも思えてきました。
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