むしろこれからなんだよ、悪い意味で。

今年も2引き分けかつ2点差を追いつかれての敗退とかいう無駄にテクニカルでスペクタクルな負け方をしたフロンターレ。
なぜ負けたかの答えは選手層の歪さで、それは開幕前からわかりきっていて今シーズンずっと同じ事の繰り返しだったからなんら特別なことは起きていない。

もう昨日の試合はダサかったね、なんとなくオープンドローの時から察しちゃったよねくらいで終わらせよう。気分がとても悪くなる。

本当の問題はこれからで、時間は戻らない。すなわち問答無用で我々はこれから先の事に備えないといけないということ。なのでそっちについて書いていこうと思う。

いきなり中2日で京都戦


昨日の悔しさや辛い現実を飲み込む間もなく13日土曜日にはリーグ戦が再開してしまう。相手は前回対戦で敗れた京都、しかも相手はまるっと1週間空いたフレッシュな状態。
苦しい試合になるのは確定だ。いくらホーム連戦でも中3日と中2日で試合をするなんて限界突破確定だから。

相手の順位を考えれば格下とも思えるが、そんな事吹き飛ばすに余りあるコンディションの差。相手は残留のために上位相手から1でも勝ち点が得られれば万々歳、こちら3を得る以外は逆転を曇らす大きな失態。
かかってる物がいちいち大きすぎて、今のチームの雰囲気で耐えきれる気がしない。

しかも肝心のマリノスは昨日の試合をだいぶ割り切ったメンツで行い、過密日程の影響を避ける方向に動いた。2試合続けてほぼ同じメンバーで戦ったフロンターレとここでも大きな差がある。マリノスの相手は湘南、似たような順位の相手だ。ここで差をつけられるようでは逆転なんて夢のまた夢。


代替試合を全て勝てば2差とかいう皮算用


確かにその通りになれば嬉しい話だが、ツイートやnoteで何度も書いているように、代替試合の後の日程が厳しすぎて、プラマイでマイナスになる可能性の方が高いくらいだというのが現実。

鳥栖戦 仮に勝っても中2日で湘南戦、相手は中12日しかも前回対戦0-4完敗名古屋戦 仮に勝っても中2日で柏戦、相手は中6日

代替試合に勝ったところで、その次の試合で勝ち点こぼしたら詰め寄れませんからね。

フロンターレが 8/13→8/20→8/27→8/31→9/3→9/10→9/14→9/17 と1ヶ月ちょいで8試合やってる時期
マリノスは 8/13→8/18→9/3→9/10→9/14→9/18 と2試合多く消化しているだけあってだいぶ差がある。

確かに最後の4試合の日程はラストの中が1日違うだけでほぼ同じだが、まともにオフが組めるのが9/3と9/10の間しかない状態で6試合のフロンターレと、8月後半はまるっと空いて4試合やるマリノスでは疲労蓄積は雲泥の差だ。

いやー、どう考えてもキツイっす。

こっから先もマリノス→セレッソみたいな試合間隔


死力を尽くして勝ちに行った2試合だから180分通して惜しみなく全力投入したと考えることもできるけど、そんなことをこれから先も続けていたら必ず故障者が出る。
かといってサブメンバーは充実とは程遠いし、補強の話は現時点で音沙汰なし。

マリノスはターンオーバーしたり仲川マルコスらへんをベンチから入れれたりと戦力の厚さでは頭一つ抜けているので、この相手に日程の不利をひっくり返すには相手の大失速も必要になる。
だがそこまでマリノスが失速するようでは、セレッソや柏らへんにも可能性が出てきてしまいそれも面倒。

今年のスーパーカップから始まりACL含めて数多くの試合をこなしてきたが、試合をしてきた選手は少なかった。このツケを払う時がついに来たかなと。

これから先の下り坂、見据えるは未来


今シーズンの結果がどうだろうと来シーズンもJ1で戦うのだからそのためにやるべきことはある、気落ちしてたらそれこそ降格とかだって100%無いとは言えない。
シーズンの終わりがバッドエンドだとわかってきたら、あらがって怪我人増やすよりやるべきことがある。そういう本当の意味の切り替えを必要とする瞬間が来た時に備えて、嫌な事にも目を向けて正確な状況判断をしていくべきだろう。決断の時に慌ててるようじゃ傷が大きくなる。

お気持ちよろしくです。