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江戸切子作る

「すみだ江戸切子館」で江戸切子の製作体験をしたので、
その時の体験を記録します。

「すみだ江戸切子館」は東京の墨田区に位置しており、
江戸切子の工房とショップが一体化しています。
ここでは、展示品を購入するだけでなく、
江戸切子の作り方を教えてもらい、
実際に自分で製作体験をすることができます。

さっそく教えてもらう

職人の方が丁寧にガラスを削る方法を教示してくれます。
過去に体験された方の作品の写真がファイルされているのでとても参考になります。
また、器具の扱い方も丁寧に教えてもらえます。
刃物が回転するため、安全に注意が必要です。
ガラスを削る際は、職人さんでも
時間をかけてゆっくりと線を削るようにしていました。
見ていると思いの外簡単そうに見えますが、
実際は激ムズです💦

ガラス選び

ガラスの大きさ、形、色などから好きなものを選びます。
個人的には、りんごのような丸い形が削りやすいと感じました。
反り返ったものは削りたい場所以外の部分が刃に触れやすく、
少し難しいと感じました。
また、色に関しては、薄い色または明るい色の方が作りやすいです。
刃をガラス越しに見て位置を確認しなければならないため、
濃い色や暗い色は見えにくいです。
特に、ガラスの下に行くほど色が濃くなるため、下の方は特に難しいです。
というか、ほぼ見えませんでした。
なるべく上の方にデザインをすると作りやすいと思います。

私は反り返った形の紫色のガラスを選んでしまいました💦

練習

自分が選んだガラスに似たガラスを練習用に一つもらえます。
それを使って約30分間、実際に削ってみて練習します。
結果は…難しすぎました💦
思った位置とは大きくズレた場所が切れてしまったり、
線の太さや長さが全く均等になりませんでした。
最初の計画では、エジプトのピラミッドを模した図案にするつもりでした。しかし、練習の結果を見て、そんなものは絶対に作れないと確信しました。そのため、最終的にはアスタリスク(*)のような形にすることにしました。

製作

練習通り、思った場所を削るのは難しく、
結局たくさんの線を入れてごまかす形になりました。
その一方で、底の部分は思ったよりもうまく削れました。
底は見やすい上に平らなので、削りやすいです。

練習時間と本番の時間が連続していたため、
練習に時間がかかった分、本番の時間が少なくなり
時間が心配でしょうがなかったです💦
しかし、なんとか時間内に収まりました。

完成

下の方に行くほど削り方が雑になりましたが、
思い出として残すものなので…まぁ…ね…

思っていたよりもうまくできなかったので、
体験したインパクトは大きかったです。

江戸切子が高価なわけが分かりました。
現時点では、もう一度やってもうまく出来る気がしません…

しかし、とても記念になったので、
このコップで一人で思い出に浸りながら日本酒を飲もうと思います。

小学生のコースでは丸形のペーパーウェイトを作るそうです。
正直、それくらいのレベルが私にはちょうどいいかもしれません…


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