「ライバルは家の風呂。一日2回でも3回でも来てほしい」会員制定額サウナが渋谷にも爆誕
株式会社アドウェイズ会長・岡村陽久が始めた、会員制定額サウナ施設の「オールドルーキーサウナ」。2022年2月、六本木に第一号店をオープンして以降、多くの利用者から好評を博している。そして2022年11月、満を辞して渋谷に二号店をオープンすることが決定した。店舗拡大を機に、岡村が改めて「オールドルーキーサウナ」への揺るがぬ想いを語る。
「オールドルーキーサウナ」は、SAUNASとも北欧ともしきじとも戦わない
岡村：渋谷店のオープンが11月に決まりました。いよいよです。
高山：そういえば、ついこの間プレスリリースだしてましたよね。
西久保：それは良いんですが、その6時間後に「渋谷SAUNAS（サウナス）」のプレスリリースがでてましたけど、戦っていけるんですか？あちらはいろんなサウナがあって、新進気鋭な雰囲気ですよ。
高山：一方こちらは“オールドルーキー”。……立ち向かえますかね？
岡村：いえ。そもそも「渋谷SAUNAS」とは戦いません。もう負けてるからです。
西久保：そんな投げやりな態度あります？
岡村：というか、新星の「渋谷SAUNAS」はもちろん、クラシックスタイルの「サウナしきじ」や「サウナ&カプセルホテル北欧」とも戦いません。勝てるわけないじゃないですか。
高山：老舗には歴史もありますしね。
岡村：そうそう。特に「サウナ&カプセルホテル北欧」なんて、あんなに美味しい「北欧 カレー 」もあるし。絶対に勝てないですよ。
高山：「生姜焼き」も美味いです。
西久保：ちょっと、諦めないでくださいよ。
岡村：いや、諦めてるわけじゃないんです。戦う対象が同業者じゃないだけです。
一ヶ月毎日行ったら一回580 円。100回行ったら170円。生活に寄り添えるサウナ
高山：じゃあ岡村さんは何と戦うんですか？
岡村：「オールドルーキーサウナ」のライバルは、「LIXIL（リクシル）」や「TOTO（トートー）」です。
西久保：住宅設備のメーカー？
岡村：そう。「オールドルーキーサウナ」が戦うのは、家庭の浴室です。
岡村：そもそも昔は自宅に風呂ってなかったじゃないですか。それが今では当たり前にそれぞれの家庭に設けられている。一時的に銭湯業界は衰退したけど、みんな気付いたはずです。「銭湯って良いもんだったんだな。もっとあったまりたいな」って。
西久保：確かに銭湯から出た後って、自宅の風呂では味わえない充実感が得られますよね。
高山：そこにサウナがあれば更に良いですよね。
岡村：僕自身、 3年前からサウナに入るようになってから僕は一回も家の風呂に入ってないです。このご時世、風呂場を改造してリモートワークの部屋にした方がよっぽど今の時代に合ってるかもしれません。
高山 ：でも都内のサウナに毎日行ったりすると、費用がかさみますよね。
西久保：ちょっと良いところは、1,500円としますしね。
岡村： 「オールドルーキーサウナ」は月額17,600円です。毎日行ったら一回約580円。実際に六本木店には毎日、朝と晩に来られる方もいます。
西久保：一日2回を毎日。
高山：一回約290円か。
岡村：一日3回来られる方もいます。月額なので通いやすいんだと思います。
高山：100回行ったら一回170円ですね。いっそ僕の自宅の風呂も壊そうかな。
西久保：いっそのことね。
岡村：都心の設備の整った賃貸って15万円以上したりするじゃないですか。
西久保：都心だとそれくらいですかね。
岡村：でも、浴室がなかったら家賃3万円で住めますよ。
高山：極端ですね。
岡村： その浮いた家賃の中から17,600円を「オールドルーキーサウナ」に使ってもらえたら、だいぶ生活は豊かになると思うんです。
高山：岡村さんも四畳半の風呂なしワンルームに住んでいた時代がありましたよね。
岡村：そのときは歌舞伎町にある「グリーンプラザ新宿」に心身共に支えてもらってましたね。
設定温度の変え方がわからなかったけど、好評だったからそのまま営業中
西久保：そういえば、六本木店のサウナはだいぶ熱めの設定ですけど、渋谷店も同じ設定で営業するんですか？
岡村：そうですね。
高山：結構ストロングスタイルですよね。温度設定もこだわってるんですか？
岡村：いや、実は六本木店ってオープン前日まで工事していて、バタバタしてたから業者の方に温度設定のやり方を聞くのを忘れちゃってたんですよ。めちゃくちゃ熱かったけど、初期設定のまま営業するしかなかったんです。でも、それが思いのほか好評だったのでそのまま営業しています。
西久保：……偶然の産物なんですね。
岡村：そうです。水風呂も最初4度とかで、すごく冷たかったですね。
西久保：はちゃめちゃですね。
高山：普通15度とかですもんね。
岡村：それはさすがにまずいと思って、お湯を足す工事を施してちょっとあたたかくしました。
西久保：お湯を足す工事……？
岡村：今では9度に落ち着いています。
アメニティが充実。次は女性専用の店舗をオープン予定
高山：ちなみに今後、女性も利用できる店舗をつくる予定は無いんですか？
岡村：次の店舗は女性専用の店舗をつくります。
西久保：ついに。
岡村：アメニティも充実させて、自分の化粧品やスキンケア用品を置いておける個人ロッカーも設置しようと思っています。
高山：すごい。
岡村：サウナに行った後でも出かけられるような設備を整えておきたいんです。女性用店舗に関しても、一日2回でも3回でも通える店舗にしたいですね。
高山：これから何店舗くらい展開していく予定なんですか？
岡村： とりあえずは200店舗を予定しています。
西久保：200！目標じゃなくて、予定なんですね。
岡村：「オールドルーキーサウナ」は皆さんの浴室になりたいんです。
高山：そのうちの１店舗くらい、僕に経営させてもらえませんか？フランチャイズとして。
岡村：高山さんにだけはダメです。絶対に。
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次回の「勝手にしやがれ リターンズ」もお楽しみに！
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