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中継ぎに光が見えてきた!阪神期待の中継ぎ候補を紹介する!

こんにちは!かったーです!

昨年からの阪神の課題になっているのが中継ぎ陣です。

さらに絶対的守護神スアレス選手がメジャー移籍し、さらに中継ぎ陣は手薄になっています。

矢野監督もスアレス選手の退団に関して”戦力ダウン”と言い切っており、今年の阪神の1番の課題と言っても過言ではないでしょう。

キャンプ期間中は中継ぎ候補として期待されていた選手があまり結果を残せず、私を含めた多くのファンが不安を感じたはずです。

ですがここにきて中継ぎ候補たちが揃って結果を出し始め、矢野監督からも手応えを感じるコメントが聞こえてくるようになりました。

そこで今回はオープン戦で結果を出し始めた若手中継ぎ候補の選手たちをまとめていきたいと思います。

今回紹介する選手の中から1人でも多くの選手がブレイクしてくれることを願って書いていくので、楽しんでもらえれば幸いです。



浜地真澄

プロフィール

浜地真澄(はまち ますみ)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:185cm
体重:92kg
生年月日:1998年5月25日
経歴:福岡大大濠高
ドラフト:2016年ドラフト4位


通算成績

防御率:5.66
登板:26
先発:1
勝利:2
敗戦:1
ホールド:0
セーブ:0
投球回:35
奪三振率:8.49
与四球:10
被打率:.306
K/BB:3.30
WHIP:1.54

高校時代には山本由伸選手・梅野雄吾選手・太田龍選手とともに”九州四天王”と呼ばれた選手で、矢野監督からの期待も大きく2019年には開幕ローテ入りを果たしています。

150キロ近辺のストレートとスライダーを軸に昨シーズンは2軍で抑えを務めることもありました。

そんな浜地選手は3月6日の楽天戦に2番手としてマウンドに上がり、3回 50球 被安打3 奪三振1 失点1とまずまずの投球内容を見せています。

失点した場面では連打を許すことはなかったものの、2つの暴投が絡んでしまいました。

ただ2つのうちのどちらかは捕手の梅野隆太郎選手であれば止めて欲しかったなあと感じます。

試合後矢野監督が浜地選手に対して先発というのもなくはないと説明しており、この日の3イニングもその考えがあってのことだと予想できます。

浜地選手は

「取りたいところでストライクが取れなかったことは課題として出てしまったのかなと思います」
「(暴投も)公式戦でやってしまうと、すごくもったいない投球。ただ、自分としてできたこともあったので続けていきたい」

とこの日の投球を振り返っています。

2軍でのクローザー経験・1軍での先発経験を活かして、今年こそ1軍でのブレイクと行きたいところですね。


湯浅京己

プロフィール

湯浅京己(ゆあさ あつき)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:183cm
体重:81kg
生年月日:1999年7月17日
経歴:聖光学院高→BCリーグ・富山
ドラフト:2018年ドラフト6位


通算成績

防御率:18.00
登板:3
先発:0
勝利:0
敗戦:0
ホールド:0
セーブ:0
投球回:3
奪三振率:6.00
与四球:2
被打率:.588
K/BB:1.00
WHIP:4.00

今年のキャンプからよく名前が挙がるようになり、最近のオープン戦で結果がで始めたのが湯浅京己選手です。

腰椎の疲労骨折により1年目・2年目はほとんどの期間をリハビリに充てています。

3年目の昨シーズン、最速153キロのストレートを武器に2軍で無失点を続けていると1軍での登板機会を得ます。

ですが防御率18.00と複数失点しまい、1軍で活躍することはできませんでした。


4年目を迎えた今シーズン、キャンプ期間中からいろんなメディアで名前を取り上げられるようになり、首脳陣の期待値の高さがファンにも伝わってきています。

ただその期待に応えるほどのアピールはできないままキャンプを終えてしまいます。

ですがオープン戦に突入してから、好投を続け期待に応え始めます。

オープン戦(3月10日時点)では3試合に登板し防御率0.00 与四球0 奪三振率9.00 被打率.143と圧巻の投球を見せています。

自慢のストレートだけでなくフォークの精度が上がった印象で、良い高さから落として空振りを奪うことができています。

矢野監督は9日の試合後

「投げっぷり良く、湯浅らしく投げてくれたらこの結果は出る。スアレスが抜けたリリーフの穴が今年の課題のなかで、小野と湯浅が出てきてくれるのは頼もしい。勝ちパターンも、もちろんいけると思っている」

と評価するコメントを残しています。

このままいけば開幕1軍は固く、勝ちパターン入りも見えてきています。

順調な調整とさらなるレベルアップを目指してオープン戦に取り組んでいって欲しいですね。


小川一平

プロフィール

小川一平(おがわ いっぺい)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:183cm
体重:82kg
生年月日:1997年6月3日
経歴:横須賀工高→東海大九州キャンパス
ドラフト:2019年ドラフト6位


通算成績

防御率:3.83
登板:40
先発:0
勝利:1
敗戦:0
ホールド:2
セーブ:0
投球回:42.1
奪三振率:7.87
与四球:20
被打率:.274
K/BB:1.85
WHIP:1.49

昨年及川雅貴選手とともに一時期岩崎優選手・スアレス選手につなぐ役割を任された選手です。

その経験を活かして今年は年間通して1軍の戦力になることが求められています。

キャンプ期間中は実戦で失点を重ねてしまい、期待に応えることはできませんでした。

ですが3月4日のオープン戦で3番手としてマウンドに上がり、3回 45球 被安打1 奪三振5 与四球0 無失点と結果を残します。

この日の小川選手はストライク先行で投げ込むことができ、さらには緩いカーブで緩急をつけ安定感抜群の内容でした。

試合後矢野監督は

「3イニングをいけたというのも大きい。今日は一平が一番収穫」

とコメントしており、評価している様子が伝わってきます。

3イニングという点も評価できるポイントで、ロングリリーフとしても行けるところを見せつけることができました。


この数日後ガンケル選手が腰の張りで開幕に間に合わないことが濃厚となり、小川選手も先発としての調整を開始します。

ガンケル選手の代わりにローテ入りするのは桐敷拓馬選手が濃厚ですが、他の先発候補に何かあった時は小川選手が行くということでしょう。

先発と中継ぎの両睨みということで少し調整が難しそうですが、それだけ首脳陣が小川選手の実力を評価しているということでしょう。


石井大智

プロフィール

石井大智(いしい だいち)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:175cm
体重:79kg
生年月日:1997年7月29日
経歴:秋田高専→四国ILplus・高知
ドラフト:2020年ドラフト8位


通算成績

防御率:6.23
登板:18
先発:0
勝利:0
敗戦:1
ホールド:0
セーブ:0
投球回:17.1
奪三振率:8.31
与四球:6
被打率:.254
K/BB:2.67
WHIP:1.33

ルーキーイヤーの昨年は春季キャンプから1軍に抜擢され、矢野監督から高評価を受けドラフト8位ながらに開幕1軍を勝ち取ります。

その期待値の高さから開幕戦の1点リードの7回にプロ初登板を果たします。この試合では塩見泰隆選手に同点三塁打を喰らいほろ苦いデビュー戦となりました。

その後もあまり良い結果を残せないまま1年目を終えました。


最速153キロの直球とシンカーに加えて、秋山拓巳選手直伝のナックルカーブを使い分けて抑えていく投手で、今年覚醒してくれると個人的に思っている選手の1人です。

今年のオープン戦では3試合に登板して防御率3.00 奪三振率6.00 被打率.300 WHIP1.33とまずまずの成績です。

他の選手と比べると目立つ成績を残せている訳ではありませんが、ドラフト8位で開幕1軍を掴み勝ちパターンで起用されたポテンシャルを信じて、応援していきたいと思います。


小野泰己

プロフィール

小野泰己(おの たいき)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:186cm
体重:75kg
生年月日:1994年5月30日
経歴:折尾愛真高→富士大
ドラフト:2016年ドラフト2位


通算成績

防御率:4.71
登板:64
先発:38
勝利:9
敗戦:15
ホールド:5
セーブ:0
投球回:231.1
奪三振率:6.96
与四球:142
被打率:.274
K/BB:1.26
WHIP:1.65

今回取り上げた選手の中では最も1軍での実績がある選手です。

2016年ドラフト2位の選手で当時の金本監督からストレートの質を高く評価され、勝ち運には恵まれないことが多かったですが、1年目・2年目は先発投手としてチームを支えてくれました。

ですが課題の制球力が悪化し登板機会を失っていきます。

2020年には2軍でイニング以上の与四球を与えてしまい、このまま終わってしまうのかなあとなんとなく感じていました。


その状況から改善の兆しが見えたのが昨シーズンで、1軍では投げてみないとどうなるか分からない不安定さが目立ちましたが、2軍では25試合に登板して防御率1.38 奪三振率9.35 与四球率5.19を記録。

防御率・奪三振率・与四球率いずれの項目でも改善され、1軍での活躍が期待できるレベルに達することができました。


オフに背番号が28から98に大きく変わった今シーズン。

オープン戦で得意のストレートはもちろん、スライダーやフォークの精度が上がり安定感を発揮し始めています。

3月5日の楽天戦では1イニングを三者連続三振で締め、3月8日の広島戦では末包選手・小園選手・林選手を相手にたったの7球で三者凡退に仕留めます。

この投球に矢野監督は

「一つかみ合えば、本当に勝ちパターンに入ってくるような能力を持っている」

と高評価しています。この2試合を見ていると素人としては勝ちパターンでバリバリやってくれる姿を想像してしまいます。

この姿が現実のものになることを心から願っています。



最後に

今回取り上げた5人は全員が150キロ近辺の力強いストレートを投げられる魅力的な選手です。

何かきっかけを掴めば1軍で大暴れしてくれる選手たちだと思います。

1軍の中継ぎ課題を解消してくれる活躍を期待しています。


またこの5人以外にも岩貞祐太選手・馬場皐輔選手ら実績組や齋藤友貴哉選手・小林慶祐選手ら安芸キャンプ組も控えているので、阪神の中継ぎは枚数に関しては揃ってきたように感じます。

実際にシーズンが始まってみないと中継ぎ課題が解決したかどうかは分かりませんが、期待が持てるレベルには達していると思います。

注目していきましょう。



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