【S13 最終594位】”ディンカイサフゴ”という名のゴリ押し構築
こんにちは!かったーです!
普段、私は「最終3桁をコンスタントに達成すること」を目標にポケモン対戦に取り組んでいます。
今回がSVに入って3度目の最終3桁、そして自己ベストを更新することができたので、この目標に区切りをつけるべく構築記事を書くことにしました。
最後には「最終3桁を目指すにあたって実践していた考え方」をまとめているので、同じような目標の方の参考になれば幸いです。
拙い記事だと思いますが、温かい目で見守っていただきたいです。
約1年ぶりの投稿が阪神関連でないことには触れないでください(笑)
使用構築
コンセプト
◎相手の考慮外から攻め込んでいく
◎サイクルを回す”知識・経験”が足りていないため、できるだけ交換をしない構築を作る
◎「メジャーなポケモンの少しズレた型」で数的有利を取って「メジャーなポケモンの無難に強い型」で詰めていく
構築経緯
これまでのシーズンでの使用感やいろんな方の意見を参考にカイリュー・ハバタクカミ・水ウーラオスを型はともかく採用することを決定
↓
「初手で荒らす要員としてカイリュー、甘える痛み分けで器用な役割を担える2番手としてハバタクカミ、詰め役として水ウーラオス」と3体の役割を明確化
↓
特性による対面性能、剣舞アンコによる受け崩し性能を評価し、岩オーガポンを採用
↓
”型の匿名性” ”選出誘導” ”ネチネチ系を咎める力”これらを意識してディンルー・サーフゴーを採用
他にもいろんなポケモンや型を試しましたが、基本的な流れはこんな感じです。
今回に関しては”やりたいことを押し付けること”に重きを置いていたので、「相手の〇〇が重いから△△を採用」みたいな考え方は”受け系統を崩せるか”だけでしたね。
この辺りが伸びしろなのかもしれません。
個別解説
ディンルー
持ち物:オボンのみ
テラス:フェアリー
性格:いじっぱり
調整:231(4)-178(252+)-173(220)-×-101(4)-69(28)
(かなり前に育成した個体のため意図を忘れてしまいました)
技構成:地震 / カタス / テラバ / ヘビボン
考慮外から高火力を押し付ける初手要員です。
選出率はそれほど高くないものの、通常のディンルーを想定した動き(例:カミが挑発から入ってくれる)を相手が取ってくれるため、出した試合はほとんど活躍してくれました。
ただ2手目以降の積みポケに起点にされてしまうことがあったので、そこは要注意です。
カイリュー
持ち物:するどいくちばし
テラス:飛行
性格:いじっぱり
調整:167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)
技構成:テラバ / アクジェ / 身代わり / アンコール
”破壊力”と”器用さ”を兼ね備えた初手要員です。
当初「鋼Tいかさまダイス型」で採用していましたが、”命中率”と”相手に読まれること”がネックとなりいまいち勝ち星を伸ばすことができず、この型に変更しました。
これがどハマりし、初手で大暴れしてくれました。
「初手のカイリューカイリュー対面で甘えるカミに引いてくる動きにはテラバ」で、「受けポケには身代わりアンコ」でイージーウィンが取れることもしばしば。
アクアジェットも考慮されないことがほとんどで、カミや神速を透かす動きに刺さる「痒いところに手が届く」技だったと思います。
「パオジアンがきついこと」「ランドロス入りのサイクル構築を荒らし切れないこと」が使ってた中で感じた弱みです。
(多分もっとあるのですが、上手く言語化できませんでした…。)
前回最終3桁を達成したときも採用していた型(その時はアクジェではなく神速採用)なので、私の感覚に合ったカイリューなのかなあと強く感じました。
飛行Tが主流じゃないシーズンの飛行Tカイリューは強い!!!!
サーフゴー
持ち物:おんみつマント
テラス:フェアリー
性格:ひかえめ
調整:191(228)-x-116(4)-202(244+)-112(4)-108(28)
(S12 最終1位スポンジさんの調整です)
技構成:ゴルラ / シャドボ / わるだくみ / じこさい
「vs受けル」や「vsサケシガチグマ」などを想定して採用。
後述する選出率を見ていただければ分かるのですが、ほとんど投げることなく最終日が終わってしまったので、ここが”諸説枠”かなと思っています。
ただ”ディンカイサフゴ”という並びを作ってくれたことの恩恵は受けられたと思っているので、地味に欠かせない存在だったのかもしれません。
岩オーガポン
持ち物:いしずえのめん
テラス:岩
性格:ようき
調整:155-172(252)-105(4)-×-116-178(252+)
技構成:ツタこん / ウッドホーン / 剣舞 / アンコール
「特性による対面性能」と「剣舞アンコによる崩し性能」を併せ持つ、信頼度No.1ポケモンです。
初手としても詰め役としても投げやすく「困ったら岩ポン」が最終日の合言葉になっていました。
特に「ディンルー入り」「ドヒドイデ入り」には初手に投げていき、これらと対面した際は「剣舞→アンコ」で入り、一気に有利展開を掴みにいきます。
これによるイージーウィンが多く存在したので、精神的にも救われました。
また最速で採用したため、「炎オーガポン」はもちろん「水オーガポン」にも打ち勝てることが多かったのもこの子の強かったところです。
一方、初手で水ウーラオスと対面すると「スカーフとんぼ」or「ドレインパンチ」で苦しい展開を作られてしまうため、真の意味で”強いポケモン”ではないのかなあと薄々感じてはいます。
ハバタクカミ
持ち物:ブーストエナジー
テラス:ステラ
性格:おくびょう
調整:131(4)-×-86(84)-176(164)-156(4)-205(252+)
(A-2特化鋼Tカイリューのアイアンヘッド確定耐え)
技構成:ムンフォ / シャドボ / 甘える / 痛み分け
初手と詰め役を繋ぐ最強の2番手要員です。
シーズン中盤までは”BSぶっぱ”で採用していたのですが、「相手にミリ耐えされること多くないか…?」「鋼Tカイリューに甘える痛み分けをしても、打ち負けるんならBに振り切る必要ないよな…?」という2つの疑問が浮かび、調整変更を決意しました。
鋼Tカイリューに「甘える→痛み分け」まで行けないと話にならないので、そこまでは防御に割き、残りを特攻に割きました。
(カミ対面が多発していたので、最速は絶対に譲れないと思っていました)
また「エナジーカミのシャドボなら1発耐えるよ〜」の顔をしている相手のハバタクカミを1発で落とし切るために、テラスタイプをステラに変更し、この型の完成です。
結果的には「甘える痛み分けというメインの仕事を果たしながら、火力不足を感じることもなくなった」のでこの変更は大正解だったと思います。
ステラも生きる場面が多々あったので、いろんな形で勝利に貢献してくれました。
今構築のMVPです。
水ウーラオス
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:鋼
性格:いじっぱり
調整:207(252)-199(244+)- 121(4)-×- 81(4)-118(4)
(S12 最終3位さくら ありあさんの調整です)
技構成:水流 / ドレイン / アクジェ / アイススピナー
テラスを切らずともいろんなポケモンに打ち勝てる詰め役です。
当初「パングロビルド型」で採用していましたが、「テラスを切れない(初手で切ることが多い構築であるため)のが使いにくいかも」というアドバイスをいただき、この型に変更しました。
2番手のハバタクカミでテラスを切らせた後の水ウーラオスがシンプルに強かったです。
チョッキのおかげでハバタクカミやサーフゴーに強く出られるのが本当に偉く、使いやすかったです。
ただ「ビルド水ウーラ」や「剣舞水ウーラ」に打ち負けてしまうことには気をつけたいです。
選出パターン
①:カイリュー + カミ + 水ウーラ or 岩ポン
選出画面で一番最初に考える選出です。
身代わりがあるため「ドヒド入り・受け系統」にも臆せず初手にカイリューを投げることができます。
ただ相手PT「ディンルー・キョジオーン」がいる時や「パオジアン・テツノツツミ」がセットでいる時は”荒らしにくそう”と判断し、別の選出を検討します。
(まとまらずになんとなくこの選出で行ってしまうことが少しあったので、それは要反省です。)
②:ディンルー + カミ + 水ウーラ or 岩ポン
「コノヨ展開・サケシ展開」やカイリューが投げにくそうな時にこの選出をしていた印象です。
というのもこの型のディンルーを投げた試合が最終日全試合のうち”約17%”しかなかったため、練度が足りていないのが正直なところです。
③:岩ポン + カミ + 水ウーラ
なんだかんだ最も選出したのはこのパターンでした。
テラスを初手で強要されないのが強みなので、「カミウーラを上手く通せたら良いなあ」とか考えていました。
個別解説でも書きましたが、イージーウィンを量産してくれたのも信頼度が増した大きな要因だったと思います。
④:カイリュー・サフゴ・岩ポン・カミから3体
vs受けルはサフゴを絡めます。
※最終日99戦の選出率&勝率は以下の通りです↓
辛かったこと
①鋼タイプ
具体的には「サーフゴー・ハッサム・ジバコイル・ヒスイヌメルゴン」や不意の鋼テラスなどです。
「ディンルーの地震・水ウーラのドレインパンチ」でしか抜群をつけないため、シンプルに辛かったです。
特に水ウーラを選出できなかった時は悲惨なことが起こり得ます。
②HDランドなどでサイクルを回す構築
威嚇を絡めて上手くサイクルを回されると初手で思うように荒らせず、苦しい展開になってしまいます。
順位帯が上がれば上がるほどこの傾向は顕著で「どこかでゴリ押しが効かなくなるんだろうなあ…。」とビクビクしながら戦っていました。
ただ”594位”まで上がれたのは事実です。
③キノガッサ
複数体で見ることがほとんどだったため、初手に来られることを考えると非常に苦しかった相手です。
初手のカイリューガッサ対面で胞子から入ってくれると楽だったのですが、大体岩封から入られるので、とても苦しかったです。
結果
最後に
まだまだ実績としては乏しい人物の構築記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に最終3桁が目標の方に向けて、私がS13で意識していたことをまとめてこの構築記事を締めくくりたいと思います。
何かの参考になれば幸いですし、未来の自分に向けた記録としても残しておきます。
①〜③いずれも相手の考慮外を全力で突いていくことが根底にあり、そこだけが今の私に存在する勝ち筋だと考えています。
注意点としては「いわゆる”マイナーポケモン”を積極的に採用しよう」ということではなく、「強いポケモンのマイナーな型(=その環境で流行っていない型)で通りが良いものを見つけよう」ということです。
この思考にとって追い風なのが「テラスタルの影響で型の多様化が進んでいること」だと思います。
難しさに拍車をかけているという見方もできますが、その分対戦時に考慮し切れない型が多く生まれており、そこを突いていくのが重要だと考えています。
”型の多様化”が進んでいるのを「難しい」と捉えるのではなく、「チャンス」と捉えるように心がけましょうということですね。
レギュレーションFも開幕し、いろんなポケモンが新たに解禁されています。
その中にはあなたを目標にまで導いてくれる存在が潜んでいるはずです。
たくさん試してその子を見つけてあげてください。
(見つけたらひっそり教えてくれると嬉しいなあ(笑))
私も見つけられるよう頑張っていきたいと思います!!
ありがとうございました。
◎SNS
X:@kattar_poke
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?