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レギュGで苦しんでいる理由を考えてみた

S19お疲れ様でした。

結果は最終2193位と4ヶ月続いていた最終3桁を逃し、個人的には悔しいシーズンになってしまいました。

ただこの結果以上に戦いながら「そんなんどうすりゃええねん…」と感じることが多く、悔しさよりも苦しさの方が今の感情としては大きいです。

このまま内に溜め込んでいては今後も勝つことができない。それどころかポケモン対戦を嫌いになってしまうかもしれないので、タイトルにあるように”苦しさの理由”を考え頭の中を整理していきたいと思います。

内容が内容なので、少し愚痴っぽくなっていると思いますが、暖かい目で見守っていただけますと幸いです。


◎凄まじいパワーを押し付けたいが…

これまでにR2000を達成できたシーズンは「刺さるギミックを見つけるor凄まじいパワーと対面性能で押し切る」の2パターンだったので、S19は世間的にも評価が高い”黒バドレックス・ミライドン・コライドン”で凄まじいパワーを押し付けようと考えました。

実際に「鬼火瞑想黒バドレックス・襷悪巧みアンコ黒バドレックス・スカーフ黒バドレックス・氷T瞑想高速移動ミライドン・電気Tチョッキコライドン・鋼Tスケショコライドン」を試したところ、そのどれもが”禁止伝説”の名に恥じない凄まじいパワーを持っていたと思います。

この3体は禁伝の中でもワンランク上のパワー(単純な火力だけでなくできることの多さも含めて)を持っていると実感しましたが、それと同時に扱う上での難しさも痛感し、これが苦しさの要因になっていると思います。
具体的には「同速・無効タイプ・4倍弱点」が挙げられ、同じ対面で同じ行動をしても正解にも不正解にもなる場合があり、それが本当に苦しかったです。

スカーフ黒バドで一貫している(お相手→HPミリの黒バド+HP半分のカミ)水テラバを選択したら、カミが”水Tの痛み分け持ち”だったので負け。その一方で、素直にアスビを選択したら無Tを切られて負ける場合もある。

ここで思う訳です「そんなんどうすりゃええねん…」と。
(先にテラスを切らせるような構築作り、プレイングができていればある程度防げるのかもしれませんが、0にすることはできない(はず)なので、どうしても苦しさが付き纏ってしまうと思いました。)

そもそもスカーフ黒バドを使い始めたのも”ミラーでの同速で負ける試合”に苦しさを感じたためなので、どこまで行っても何かしらの苦しさは背負わざるを得ないということでしょうか。

割愛しますがミライドン・コライドンでも”無効タイプ・同速”などで同じような苦しさを抱えながら戦っていました。

そして3体とも1強になれるほどのずば抜けた存在ではないため、これらの苦しさを我慢すれば良いという問題でもなさそうなのが本当に辛かったです。

※まとめ
・パワーの高い禁伝を選択しそのパワーを無理やり押し付けたいが、その候補たちがいずれも”不安定な要素”を抱えているためどうしようもない状況が少なからず起こってしまう。
・かといって”黒バドミラコラ”の3体はどれも”1強”になれるほどのずば抜けた存在ではないので、”不安定な要素”を我慢さえすれば凄まじいパワーを押し付けられるという訳でもない。
→この理不尽さが”苦しさ”に繋がっている。


◎禁伝対策が難しすぎる…

「特殊禁伝にはディンルー・物理禁伝にはヘイラッシャ」というのがレギュG初期から禁伝対策の基本として定着したと思います。僕も2体を構築に入れて対戦を重ねてきましたが、当初機能していた2体がどんどん機能しなくなっていき、負けの要因になることも増えていきました。

そこで新たな対策を考えるのですが、これが本当に難しい。
禁伝単体だけなら対策になるものも、脇を固める使用率上位のポケモンたちが絡むと簡単に崩されたり、そもそも選出すらできない場合もあったりします。

僕レベルが考える対策はこんなものばかりで、気休めにしかならないと分かっていても”ディンラッシャ”に頼らざるを得ず、案の定勝ち切れない。そんな対戦を繰り返していた印象です。

黒バドレックス・ミライドンと比べて数が少ないコライドンをある程度割り切って特殊禁伝に厚くしようともしましたが、それでレートが伸びていくほど甘い世界ではありませんでした。

またこれまで以上に”毒菱・壁”の価値が上がっていることも対策の難しさを助長していると思います。

禁伝のパワーに対応しながら毒菱と壁の対策を自然に仕込まなければならず、構築6枠が本当に窮屈です。

※まとめ
・ディンラッシャ以外の綺麗な禁伝対策が思いつかず、雰囲気でしか構築を組めない。毒菱などの対策も仕込まないといけないので構築6枠がかなり窮屈に感じる。
→これまでの思考が「押し付けること」に偏っていたツケが「対策しにくいポケモン(=禁伝)や戦術(=毒菱など)が増えた」ことにより「対策が思いつかない」という形で露呈した。
→これが”苦しさ”に繋がっている。


◎構築の種類増えすぎやろ…

レギュFまでは”ディンカイサフゴパオカミウーラ”や”ガチカイ炎ポンパオカミウーラ”といったポケモンが固定化された構築と多くマッチングしたため、ここにある程度の勝率を叩き出すことさえできれば、レートを順調に伸ばすことができました。

一方、レギュGでは禁伝たちがその数値の高さからそれぞれ構築の軸になることができ、様々な戦い方を考えることができるようになりました。

使用率に差は出ていますが「6世代のメガガルーラ・8世代のザシアン」のようなずば抜けた存在がいる訳ではないので、その様々な戦い方が机上論で終わらず、実践投入されています。
(メガガルーラ・ザシアンともにリアルタイムで経験した訳ではないので、世論から感じ取った印象で語っております。)

となると当然ですが「構築作成段階・選出画面・試合中」に考慮すべきことが増え、僕レベルでは対処し切れないことが多発してしまいました。

「黒バドレックス・ミライドンが多く、その下にコライドン、少し離れてザシアン・ホウオウ・白バドレックス・テラパゴス、さらにその下にムゲンダイナ・カイオーガ・ルギア・日食ネクロズマ」というように優先順位をつけることはできますが、ここで名前を出した禁伝で無視して良いぐらい数が少ない禁伝はいないと思います。

そして「優先順位が低い禁伝=パワーが低い禁伝」という訳ではないので、一つ対処を間違えると即負けに繋がることもしばしば。それを防ぐためにできるだけ対策枠を割きたいところですが、構築が分散している以上、活きる場面が少なくなり枠を圧迫するだけになる試合も多いです。
(白バド対策としてトリル型・やどみが型の両方に対応できる「水Tアッキのみサーフゴー」を採用し、実際に白バドには安定して勝つことができましたが、その他の構築に投げることができず、全体的な勝率アップには繋がりませんでした。)

”広く浅く”対策できるポケモンを複数体採用するのが解決策なのでしょうが、前述の通りディンラッシャから卒業できていない僕ではそんなの思いつきもしません。

※まとめ
・環境に存在する構築が多様化(その一つ一つのパワーがすごい)し、考慮すべきことが増えたので思考が追いついていない。
・「パワーがすごいので〇〇専門の対策枠を割きたい」vs「構築が分散しているので〇〇専門では活きない場面が多い」という葛藤が頻発する。
→この葛藤が”苦しさ”に繋がっている。


◎選出圧力の高いポケモン多くない…?

禁伝が解禁されたことで一般ポケモンに求められる性能がこれまで以上に”尖った性能”に寄っていったのでしょう。その影響か選出画面で強く意識させられるポケモンが増えた印象です。

具体的には「キラフロル・オーロンゲ・ゴチルゼル・メタモン・天然勢(物理禁伝採用時)」あたりが挙げられます。

見た目で圧をかけるだけかけて投げないという選択を相手が取ってきたりもするので、本当に難しいポケモンたちです。
そこも込みで対策を練るべきなのは重々承知なのですが、そう上手くいかないのが現実です。


◎最後に

ここまでレギュGに入って感じていた苦しさを言語化しその理由を考えてきました。

同じような苦しさを感じている人がどれぐらいいるのかは分かりませんが、ごく少数ということはないのかなあと勝手に想像しています。

「この苦しさを解消する方法は存在するの?」
「存在するなら具体的に何なの?」
「それとも解消なんかしなくても勝つ方法は存在するの?」

結果を残している人にこの質問をしたいのが正直なところですが、そんな機会もないですし、自分で見つけないと成長に繋がらない気もします。

とにかくできる範囲でできることをコツコツと積み重ねていこうと思っています。


愚痴っぽい内容になってしまい申し訳ございません。

これを読んで「共感したよ!」「この考え方は間違ってるよ!」「こうすれば解消できるよ!」みたいな意見・感想をX(https://twitter.com/kattar_poke)に投げかけてくださると大喜びします。
(「お前が弱いだけやん!」は禁句です(笑))

読んでいただきありがとうございました!


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