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『ゴジラ-1.0』を見た感想・考察、震電見てきたよ ※ネタバレあり

2023年11月4日、映画公開の翌日、IMAXにて見てきた…
12月1日、2回目Dolby Atmosで見てきた…
すごい… いろいろツッコミどころはあるけど、良かった!!

みんなIMAXで見て!!急いで!!

※この記事は途中からネタバレを含みます

初見の率直な感想

  • なぜ日本人はゴジラ映画を作りたくなるのか。

  • ゴジラを映画館で見るということは、そこからでしか摂取できない栄養がある

  • ゴジラの足音・咆哮、映画館のスピーカーの大音量の音響テストですか??

  • 定番、「あれが…ゴジラ…」と言う(・∀・)イイ!!

  • 最後の頼み=民間の力

  • あのゴジラの出てくる世界線に比べたら、今我々が生きている現実はそんなに悪いところではない

  • 明日からも頑張ろうという士気が上がる。

僕について

急に僕について語ります笑

というのも、映画評論家でも人生ゴジラに捧げてますというわけでもないので、何様が評価してるの?となるから…

初めてのゴジラ

初めてのゴジラはいわゆる「ゴジハム」。
ハム太郎を見に来たキッズをゴジラでギャン泣きにして劇場を阿鼻叫喚にしたと言われる、
2001年、当時小学校2年生で母親と一緒に行ったと思われる。

多分普通におもしろかったんだと思う。
ただし、それ以外のゴジラは見ようとしなかった。キャラクターが多いのが嫌だったからだ。
(メカゴジや、ウルトラマンに出てきたものと判別がつかない)

明確にゴジラが好きになったのは、やっぱり「シン・ゴジラ」である。
当時、私は、タイにいた!!

タイの映画館で日本語音声、タイ語字幕英語字幕、190バーツ(570円)で見たのである。
例えば、『環境省自然環境局野生生物課長補佐』と字幕が出たら、その上に英語さらにその上にタイ語(黄色)が表示されるのだ。
その間もセリフの英語タイ語は流れる。

その情報量よ!!!!

タイ人の友達と「これはおもしろい」と何回も見たものだ…

その後

また僕は、エヴァンゲリオンも好き、カメラも好きなので、撮り方や画角といった撮影方法でおもしろいなぁということで、
シン・ゴジラは2022年までの好きな映画第1位でした。

あれ、2022年で変わった?そうです、『RRR』が1位になりました。
その話はまたおいおい。

今は『ゴジラ-1.0』です。

その後日本では周りにゴジラファンもいなく、一人しくしくTwitterで事あるごとにゴジラとつぶやいていました。

新入社員だった頃は、朝5時に起きてゴジラを見る。
帰ってゴジラを見て寝るという生活をしていました。
(そうしないと士気が上がらない)

「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響曲」も視聴、「平成29年度 自衛隊音楽まつり」も視聴、
こう見ると、やはり音楽・サウンドトラックが特に好きである。


ここからネタバレを含みます。

ということで、このあたりでゴジラのこの曲をかけて読んでください。

新宿上陸まで

見る前

9月に大分駅に行った時に初めて、ゴジラ-1.0のポスターと2.5mぐらいのモニュメントを見たのである。
その時は「これは…ゴジラ?日本の?」「温泉とゴジラのタイアップイベントかな?」と、映画があることは知りませんでした笑

事前に「山崎監督と庵野監督のクロストーク」は見た。
庵野監督の「ツッコミどころはあるけど、おもしろかった」と言うのだけ聞いて、なぜか自分が安心した。
極力事前の情報やトレイラーは見ないようにしていた。

大戸島の呉爾羅

「ゴジラだ!いやティラノサウルス?」
ゴジラを見ると、「大きさはどれくらいか」「知能はどれくらいか」をまず知りたくなる。
まるでジュラシックパークを見ているような気持ちになるおもしろさと、今回の呉爾羅は明らかに人をつぶしにくる怖さがありました。

近所のおばちゃん

近所のおばちゃんの太田澄子(安藤サクラさん役)がすごく、心情を読み取るのが難しかったです。
今回は特に、戦争という悲しい苦しい気持ちであろうという前提があるのでそれぞれのセリフや表情の真理を読み取るのが難しかったです。

赤ちゃん連れてきて怒られたかと思えば、白米を渡してくれたり。
あのときの白米の貴重さは、小さい頃から平和学習をしてきた私達日本人だからこそわかるもので、
そこも含めて世界の人に知ってほしいと勝手ながら思ってます。

大石典子(浜辺美波)に突き飛ばされたい

「生きとる!夢じゃから!」と自分も浜辺美波さんに突き飛ばされたくなりました。
(急に不真面目な感想!)

海に現れるゴジラ

木の船を追いかけるときのゴジラは少し猫っぽいと感じました。
特にヒゲの部分の口の膨らみが、獲物を狙って集中してるときのようでした。
ゴジラの制作・コンセプトは、どの生物にも属さない&しかし何かモチーフにして考えていると特番で見ました。

船とゴジラは少し近すぎますね。そして並走する時間が長い。
なぜかぶりつかれなかったのかという距離。

ゴジラ銀座に上陸

これの怖いところは、町内のサイレンとラジオの緊急放送から始まることですね。
サイレンが鳴れば空襲が来る、しかし終戦したはず、あの恐怖が再び!
というのは、想像するほど恐ろしくなってきます。

あのこわさ、あれはやはり戦争を経験した国だけがわかるのでしょうか。
少々の地震では慌てない日本人を見て外国人がWowという、それは先の大戦に比べたらこれはまだ大丈夫という遺伝的記憶なのでしょうか。

列車

列車で大石典子が「あれが…ゴジラ…」というのは、あのタイミングでいうのがお約束なのでしょうね!
シン・ゴジラでも矢口副長官が「あれが、ゴジラか」って言っていたのを思い出しました。
初期から定番のセリフなのでしょう。ごめんなさい見てないですm(_ _)m
こういうの大好きです。

列車から振り落とされるのは、最近見たところだとミッション:インポッシブル/デッドレコニングです。
もはやシーンとして昔から必要不可欠なハラハラ要素ですね!

ちょっと疑問点

海に落ちた典子が急に道を歩いている。
そしてあの群衆の中から見つけ出す敷島。んーちょっと端折りすぎ?
庵野監督の「ちょっとツッコミが」は、自分の中ではここでした。

ゴジラが新宿暴れ、屋上で実況するアナウンサーや放射熱線吐く直前の人々は、あんなに避けずに立って見ていられるのかという疑問。
もっと逃げ出したくならないのか?正常性バイアス?

放射熱線→手で遮る間もなく熱風が来るは原爆同様で、規模の大きさ恐ろしさを感じる。


海神作戦の計画からエンドまで

海神作戦の説明シーン

1回目見たときは少し長く感じました。
「技術的には〜」「俺は抜けさせてもらうよ」「俺たちにしかできない!やろう!」というセリフ多めかつ主人公がとくに喋らずで心情難しいという。
元艦長にあんな口きいて良いのか!?という無駄なハラハラ
2回目は敷島の心情が分かっていたぶん、すんなりと見ることができました。

海神作戦

シン・ゴジラではヤシオリ作戦、ヤシオリの意味も当時いっぱい調べましたよ。
今回は海神作戦。良いですね。好きです。
今後は自分の仕事にも作戦名をつけていきたいです。

震電

震電が出てきたとき、思わず嬉しくて立ち上がりそうになっていました!
皆さん震電ってご存知なのでしょうか?
何をきっかけにご存知になりましたか。
僕は小学生の時にチョコエッグで震電を当てて、「へぇ変わった形の飛行機だな〜プロペラ後ろにあるの?」と、
そこからネットで「終戦間際に造られた幻の戦闘機で実戦には出ていないんだ」と知りました。
タイ人の友達は「ストライクウィッチーズで見たことある」と言っていました笑
素晴らしいオタクである笑

(追記)2023年11月22日
福岡県の大刀洗平和記念館に映画の中で見た震電が展示されているとのことで、行ってきました!

大刀洗平和記念館の震電

入っていきなり現れ感動、特攻などの歴史を改めて知り悲しく、2階のゴジラ特別展でパネル展示等見れてハッピーとなりました。
ココ限定のクリアファイル、ステッカーが買えます

クリアファイル300円、ステッカー250円

海神作戦を開始する

この時、皆さんどうでした?僕は笑っていました!
ゴジラのテーマがクラシカルでもありモダンテイストになって、セリフが大きいかサントラが大きいか、
心臓にドコドコ鳴ってくる、これでもか!と言わんばかりのゴジラ成分、素晴らしい。
拍手していました。
シン・ゴジラに沿うように、作戦を開始する!→陽動を送るというのも(歴代ゴジラもそうなのかもしれないが)、良い。

雪風・響も良いですね。
『艦これ』で知識を入れていました。「雪風は沈みません」って時々聞こえましたが、良かったです。
「武装解除」や「46cm砲弾」など前提知識があればあるほど「お!ん〜〜」となる。

ゴジラの崩れ方

最後のゴジラの崩壊・敬礼には賛否両論ありますね。
日本だったらあぁなるかな、当時ならあぁするかな、とも思います。
ハリウッドなら大爆発バコーン!→イエーイ!ハグ!キス!と思うと、あれで良かったと思います。
2回目見ると、1回目に感じた違和感は薄く雑に感じませんでした。

病院のシーン

典子の首元に動くアザは、もちろんあの爆風ですから亡くなっていて、
それは子供のアキ子が母親(と思っている人)を見ても「お母さんんん!!(泣)」とならないからです。

普通、なりますよ。子役だから?いや、あんなにセリフが言えてたなら言えるはずです。
とすると、敷島が見たのは幻想であり、病院の知らせをくれたおばちゃんもであり、
とすると、船を降りた時点は夢であり、遡っていくとわりと新宿上陸前の悪ぐらいまでか、最初の大戸島さえも夢の可能性があります。

銀座襲撃前、典子が家で「それは浩ちゃんが見た幻やん!悪い夢みとっただけやん!」ってシーン、
こちらまで過去の悪い記憶やPTSDになりそうなことを思い出しますが、
無ければ無いで良いといいますか、伏線なら丁寧に置いた気が…

戦争はゴジラのように酷い
とまとめたほうが現代を生きる人へ、『生きて抗え』というメッセージにつながって来るのではないでしょうか。

何も考察を読んだわけではないですが、誰かと被っていたらすみません。
全然見当外れだよ、ということでしたらすみません。

全体的に

−1.0について

『-1.0(マイナスワン)』って戦後からマイナスってだけの意味?
もう少し他の意味を含んでいるよね?

ロゴの-1.0の1はイチというより、書道的には『小』の書き方にも見えるが、「小口」って違うし、見間違いですかね。

監督・脚本・VFX

『VFX』ってまぁ意味はわかる、でも正確な説明はできないですよね。
ってことで調べようとする人もいるわけで、
「あ!そういう技術なんだ!おもしろい〜」と思わせる。
これからの未来を担うクリエイターを増やしたい、楽しいやりがいのある仕事と思ってもらいたいと思わせる。

書かないならそれもできます「監督・脚本」とか「カメラと衣装以外」とか笑
まぁもちろん白組の中で代表して名前を出しているので、仕事内容のVFXは載せたいところ。
VFXって書いてくれてありがとうございますm(_ _)m

最後に

とにかく多くの人に見て令和初のゴジラを体感してほしい。
海外の人にゴジラの恐怖、日本の歴史、抗い方、根性を知ってほしい。

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