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スクールカウンセラーの雇止め問題。ココオルができることとは?

ココオルの丸田です。毎日頑張って働いています。元気です😊

みんなにパソコンを買わなきゃいけないかもとビクビクしております😅

はじめに



掲題の「スクールカウンセラーの雇止め問題」。最近ちらほらネットニュースで見かけたので、丸田の考えは記録として残しておきます😊

ネット検索すると、いろんな人が下記のような関連ワードで興味をお持ちのようです。


Googleのサジェスト表示結果


各メディアの報道について

下記のような報道があるのでリンクをつけておきます。


スクールカウンセラーの価値とは?

そもそも、スクールカウンセラーさんの価値とは何か?

ちょうど、NHKさんの記事があったので一部引用しておきます。

相談者に対して、長期の支援が必要なお仕事ですね。

スクールカウンセラーで、東日本大震災でも活動した兵庫教育大学の冨永良喜名誉教授は「家族や友達と離れ離れになった寂しさや不安から、夜に眠れないという声が聞かれます。この時期に集中できないことは自然な反応で、子どもたちが知識を得て対処できるよう、長期の支援が必要です」と指摘しています。

NHK:https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20240308/3020019436.html

文部科学省からの経緯と現状

文部科学省さんのほうで、まとめているページがあったのでリンクをつけておきます。

以下転記箇所。

平成7年度から調査研究を実施しているスクールカウンセラーは、平成18年度には全国で約1万校に配置・派遣されるに至っているが、都道府県市により活用の状況は様々である。

  • 近年のいじめの深刻化や不登校児童生徒の増加など、児童生徒の心の在り様と関わる様々な問題が生じていることを背景として、児童生徒や保護者の抱える悩みを受け止め、学校におけるカウンセリング機能の充実を図るため、臨床心理に専門的な知識・経験を有する学校外の専門家を積極的に活用する必要が生じてきた。

  • このため、文部科学省では、平成7年度から、「心の専門家」として臨床心理士などをスクールカウンセラーとして全国に配置し(平成7年度 154校)、その活用の在り方について実践研究を実施してきた。

  • また、平成13年度からは、各都道府県等からの要請を踏まえて、全国の中学校に計画的に配置することを目標とし、その成果と課題等を調査研究するため「スクールカウンセラー活用事業補助」を開始し、各都道府県等がスクールカウンセラーを配置するために必要な経費の補助を行っている。(平成18年度予算 4,217百万円)

  • これにより、文部科学省が経費補助を行っているスクールカウンセラーは、平成18年度において全国の中学校 7,692校(4校に3校の割合)に配置されるとともに、中学校を拠点として小学校 1,697校、高等学校 769校にも派遣されている。また、地震災害や事故等の場合には、都道府県等の要請に応じてスクールカウンセラーの緊急派遣に対する支援を行っている。

  • しかしながら、各都道府県における中学校へのスクールカウンセラーの配置率は、90パーセント以上が14ある一方、50パーセント未満も13あり(平成18年度)、人材の不足や偏在、財政状況等の理由によって活用の状況は様々である。

  • スクールカウンセラーは非常勤職員で、その8割以上が臨床心理士である。また、相談体制は1校あたり平均週1回、4~8時間といった学校が多い。

スクールカウンセラーの仕事と働き方

まとまっているページがあったのでリンクをこちらにつけました。

私の場合ですが、だいたい8時少し前に学校に着くように行きます。
学校に着くと、今日の相談予約の生徒の様子や保護者からの相談内容について、先生方と情報共有します。
朝、先生方はとても忙しいため、1日6件とから7件の予約の相談があるときは、短い時間で多くの先生方と情報共有します。スクールカウンセラーも一気に頭をフル回転しながら情報をまとめます。
1時間目から相談室に予約した生徒や保護者が来室します。
記録をとりながら話を聴き、一緒により良い方向に向かうよう話し合いをします。
午前中3~4件のカウンセリングをし、12時半ごろにお昼休憩をとります。
学校の給食を食べることができ、楽しみの一つです。特に揚げパンは不動の人気メニューです。
午後になると、また、予約した方が来室し、カウンセリングは放課後まで続きます。
だいたい17時ごろまでカウンセリングをして、その後先生方と守秘義務を守りながら必要最低限の情報共有をします。
最後に記録をまとめ18時半ごろに学校を出ることが多いです。残業代がでないのが残念なところですが。
以上が、スクールカウンセラーの1日の仕事です。カウンセリングコンサルテーション(先生たちとの情報共有)がメインのお仕事内容となります。

東京福祉専門学校 https://www.tcw.ac.jp/column/17705

ココオルとしてどんなことができるか?

今回の報道を踏まえて、僕も少しいろんなことを考えましたので、メモを残しておきたいと思います。

まず前提として、ココオルのことを書いておきます。

ココオルには現在、20人ほどの専門スタッフが在籍しています。その中で、過去にスクールカウンセラーとして勤務していた方や、現在もスクールカウンセラーのお仕事を週に数回やりながら、ココオルでの活動を行ってくれている仲間もいます。

また、ココオルには、「スクールカウンセラー」に関係した悩み相談も現在89件ほど寄せられています。(2024年3月9日現在)

雇い止め問題の解決は、ココオルがどうにかできないのですが、機能不全に対して、効果的なコラボができないかは、過去の相談例のリンクをつけながら、ご案内できればと思います。

たとえば、下記のように中学生や高校生が、スクールカウンセラーさんへの相談の仕方や、相談前に情報の整理、壁打ちとしてココオルをご活用いただけるケースが多いです。


ココオルを利用した高校生の声



ユーザー同士で会話しているシーン



ココオルを利用した高校生の声


また、下記の相談は、学生時代はスクールカウンセラーさんに相談ができていたものの、卒業後、社会人になった後はココオルを利用してくれたケース例です。

案|スクールカウンセラーとココオルを組み合わせた活用

有効活用として思ったのが、事前にココオルに相談し、話の内容の整理をする使い方です。

下記は、いきなりスクールカウンセラーの予約をするのは勇気がいったので、ココオルが寄り添いながら、テキスト会話をしていたケースです。

その後、心境の変化があり、お礼を言いに来てくれました。ココオルでは、利用した感想をユーザーが伝えに来てくれることも多いです(^^)

対人援助をやっていて、対峙した方が元気になってくれる、勇気や希望を持ってくれることほどうれしいことはありません。ココオルをやっていてよかったなと思う瞬間です(^^)


2016年当時高校生のお礼のメッセージ

今後ココオルは、自治体の行うSNS相談について、パートナーと連携しながら、自殺やいじめ、虐待、不登校などに苦しむ子どもや保護者を一人きりにさせないように、相談事業を推進していきます。

そのため、またスクールカウンセラーの方も、たくさん仲間になってほしいと思っています(^^)

https://note.com/katsuya_maruta/n/n39f0e8e3663a

ココオルとしては、各都道府県に住んでいる一人ひとりに寄り添わせていただき、勇気を出して相談してよかった、元気になったよといつかまた言いに来てくださる日を楽しみにしながら、デジタルソーシャルワークを推進していきます😊

ココオル丸田

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