RIP

先日、お世話になった人が40-50歳の若さで亡くなった。脳卒中だった。

その人との出会いは10年近く前になる。

私が、東南アジアのとある大学に交換留学生として派遣される予定だったのだが事務手続きのミスによりいけなくなった。既に周囲にも交換留学生として大学に通うことを周囲に吹聴していた私は、思い切ってとある東南アジアの国で有給インターンをすることにした。既に、英語はしゃべれていたので、Skypeなどで応募をし、採用してくれたのがその人だった。

2010年頃の当時は、まだまだインターンは一般的でもなく特に海外インターンなどは、マイナーだったと思う。そんな中、きちんと働いたこともない生意気な大学生を、雇ってくれて各種ビザの更新費用・住居費用に加えて幾許かのお給料を出してくれた。

仕事でも人との付き合い方・進め方・稼ぎ方・市場の見極め方などを教えてくれ、時には生意気に反論する小僧の意見にも耳を貸してくれる器の広いひとだった。
片付けなどの私生活は、だらしなかったけど兄貴肌でみんなに好かれていた。

東南アジアでその人と一緒に働いた経験があるからこそ、明確に自身のキャリアを描くことができた。大学に戻った後もIELTSなどの学業にも一層励めて、卒業後に商社で海外営業として働くこともできたのだと思う。

学生時代に異国で、働くという経験ができたからこそ今の自分がある。

最近では、年に1度や2度メッセージをやり取りするだけだったが、それでも私を「仲間」として扱っていてくれてありがとうございました。

新型コロナで、今すぐ会いには行けないけど必ずご挨拶に伺います。
どうぞごゆっくりお休みください。

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