甲子園100年
8月1日に甲子園球場ができて100年。
8月7日から始まる夏の甲子園でみなさんに見てほしい試合をここに残しておこう。
2008年夏 決勝 大阪桐蔭17-0常葉菊川
それまでの大阪の高校野球を引っ張ってきたPL学園に変わり大阪桐蔭高校が常勝軍団になる礎となった試合。
おなじみの「大和平野にそびえたつ〜」で始まる大阪桐蔭高校の校歌もこの頃から全国に知れ渡っていった。
10年後の埼玉西武「銀河系軍団」のキャプテンである浅村栄斗選手は高校とプロで優勝を経験したので優勝請負人になります。
2009年夏 決勝 中京大中京10-9日本文理
「日本文理の夏は終わらない!」で有名になった試合です。
ぼくも、10-4でリードして9回に入ったときは勝てると思ってただけに、5失点するとは思いもしなかったので今でもあのときの日本文理高校は粘り強かったです。
この時の中京大中京高校のエースである堂林翔太選手とキャッチャーの磯村嘉孝選手はのちに広島カープでもチームメイトになりました。
2011年夏 決勝 日大三11-0光星学院
小倉全由監督が率いた時期の日大三高校では歴代最強の声が高いほどレベルの高いチーム。
エースの吉永健太郎投手はプロには入ってないんですが、高校野球歴代No.1投手にあげたいくらい素晴らしい投手でした。
この試合でホームランを打った日大三高校の高山俊選手と2年生ながら光星学院高校の5番打者として準優勝に貢献した北條史也選手は阪神タイガースでチームメイトになりました。
2012年夏 決勝 大阪桐蔭3-0光星学院
史上最強バッテリーといえる藤浪晋太郎投手と森友哉選手のバッテリーで春夏連覇。
1年前の夏(2011年夏)に負けてから藤浪投手が強くなったからこその全国制覇だったんだなと思っている。
このあと、2人ともプロに入って藤浪投手は海外でメジャーリーガーになり、当時の1番打者だった森友哉選手は「山賊打線」のクリーンナップとして埼玉西武の優勝に貢献しました。
2013年夏 3回戦 明徳義塾5-1大阪桐蔭
岸潤一郎投手が投手時だった頃の全盛期が集約された試合がこの試合だろう。
峯本匠選手にホームランを打たれ森友哉選手にヒットを2本打たれたのだが要所を抑えて9回を完投し前年準決勝で敗戦した王者に快勝した。
その後、一頓挫あり投手を諦めたが独立リーグで野手転向後に覚醒するも壁にあたり「今年指名されなければ保育士になる」と言っていたが、無事に埼玉西武に指名され当時の対戦から6年の時を経て先に埼玉西武に入団した森友哉選手と再会した。
2014年夏 決勝 大阪桐蔭4-3三重
春夏連覇から2年の時を経て大阪桐蔭高校が再び王座に君臨した。
2年前のチームは最初から強かったけど、この時は戦うごとに強くなっていったイメージがある。
このとき2年生でショートを守っていた福田光輝選手含む4人がプロに入り、1番を打っていた中村誠選手は大阪桐蔭高校のコーチになりました。
2015年夏 決勝 東海大相模10-6仙台育英
門馬敬治監督と佐々木順一郎監督の名将どうしの対戦となったぼくの世代。
東海大相模が小笠原慎之介投手と吉田凌投手のダブルエースで全国制覇。
「1つの学校に1人のエース」から「1つの学校に1人以上の投手」を抱えた戦略で勝ち上がったが、この頃から高校野球は投手の分業制が進んでいったのではと感じている。
2017年夏 決勝 花咲徳栄14-4広陵
大会開幕直後から広陵高校の中村奨成選手が次々に記録を塗り替え初の全国制覇の機運が高まっていた。
しかし、その勢いを止めたのが花咲徳栄高校であり2代目の真紅の大優勝旗を手に入れた。
この試合をきっかけに、埼玉の野球界が高校野球だけでなくそれよりも上の世代の強化に本腰を入れ始めて、西川愛也選手が入団した埼玉西武ライオンズが2年連続のリーグ優勝を成し遂げるなどの相乗効果も起きた。
2018年夏 決勝 大阪桐蔭13-2金足農
1年前の仙台育英戦、まさかのベース踏み忘れ、それで大阪桐蔭高校の夏は終わった。
この年は金足農業との決勝戦だったが、初回からリードを奪うと13得点の大量リード。
「甲子園は清原のためにあるのか!」から33年後、大阪桐蔭高校が新たな歴史を作る2度目の春夏連覇を決めた。
2019年夏 準々決勝 明石商7-6八戸学院光星
狭間善徳監督率いる明石商業高校の快進撃に兵庫県内を震わせたといえるこの年。
前年夏(2018年夏)は、1回戦敗退に終わるもそのときに対戦したのが八戸学院光星高校。
この年の準々決勝で1年前のリベンジを果たし「明商フィーバー」が最高潮に達した瞬間だった。
その他紹介したい試合はたくさんありますが、ぼくが生まれる前の試合などで全てを鮮明に覚えてる可能性が少ないのでここまでとさせていただきます。
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