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2022.2.6

 このnoteでは消防士の小山が勉強したことや、気づいたこと、仕事に関することを文章にまとめているものです。

 消防士のモチベーション問題について

 消防士は仕事に対してモチベーションの保つことが非常に難しい職業です。

もちろん人それぞれですが、自分は19年くらいこの仕事してきて、モチベーション高い時期と低い時期両方経験してきているので、よくわかります。モチベーションの高い時期と低い時期が確実にあります。

 モチベーションが高い時期はいいんです。何も悩む必要はありません。仕事がとにかくいそがしくて、大量にやらなきゃいけないタスクに追われていて、モチベーションがないとか言ってられない。モチベーション高い低いに関わらず今仕事をやらなきゃ終わらないので、きついですが、一生懸命に仕事するだけです。

 そんな時期はあーいそがしーいそがしーって言っててもぜんぜん平気で、悩むことはありません。頑張ってやるだけです。メンタルは非常に安定しています。体はボロボロで、非番は寝るだけみたいな状況でも、毎日があっという間に過ぎていきます。肉体的にきつい時期ではありますが、1個1個仕事が終われば達成感も得られます。

 でも本当にきついのはモチベーションが低い時期です。

 モチベーションが低いと毎日の勤務が苦痛になります。一言でいうとめっちゃだるいです。朝の点検もだるいし、午前の消火栓点検もめんどくさい、昼からの事務処理もめんどくさい。

 なんでこうなるかっていうことなんですけども、まず仕事をがんばって成果を出しても給料に影響されないってのがあります。消防士は公務員なので、給料は年功序列で配属されてから退職するまでほぼ決まってます。救助大会で優勝したところで給料は1円も上がりません。なので、がんばらなくても給料は減らないし、頑張った分給料が上がらないので、給料とモチベーションは直結していないってことですね。

 消防士は給料関係なく、仕事の内容にモチベーションを見いださないといけない仕事です。

 でも消防士は自分で仕事の場所を選べない。明日から救助隊の仕事したいですっていってできるものではありません。半年や年度ごとに人事異動によって配属先が決められてしまいます。

 だったらどーすりゃいいんだよ?って話ですよね。

 自分がおすすめする方法としては、訓練するってことですね。

 めちゃめちゃ基本的なことなんですが、訓練する。あたりまえのど真ん中なんですけど、これができてない場合がありませんか?

 やる気がでないとか、仕事だるいなぁっていう場合は訓練をしていない。つまり運動をしていない。「運動」って良い面がたくさんあります。運動することでメンタルが安定するし、汗をかくことで健康的ですし、筋力も鍛えられる。いい部分がたくさんあります。

 そして訓練はチームのみんなでやるものなので、1人でするものではないので、チームのみんなとの連携や関係も深まる。

 この訓練するっていう超基本を毎日仕事の中に入れるのがけっこう大事で、訓練とモチベーションどう関係するんだ?ってことなんですけど、結局暇だからモチベーションが上がらないんですよ。暇なんです。んでモチベーションなんてものに頼っているから、毎日がだるくなってしまう。

 毎日暇を埋めるように訓練していれば、モチベーション上がらないなんてことはないです。これは、自分が19年仕事してきて今んところの答えです。

 毎日だるそうに仕事してるチームとかって、結局暇でやることがなくてモチベーションが上がらなくなっていると思います。消防は訓練が基本なので当たり前ですが、毎日訓練してればそれでオッケーです。ぶん投げしてますが、それをうまいこと説明できる文章力がなくて死にたいです。

 この文章は消防士に向けてしか当てはまりませんが、自分が上司で職場のみんなのモチベーションを上げたければ毎日訓練できる環境を与えればいいし、若手であれば先輩に訓練しましょうと言えばいい。

 そんな感じです。では。

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