『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第10巻が発売されます

 五ヶ月ぶりのカムバ期間につき告知です。

『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第10巻発売
 来る6月24日に『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第10巻が発売されます。いつもより発売日が二日早いのでご注意ください。

 今回は、世界最強の男が過去最長のページ数で暴れまわる第37話『俺たちの新時代(後編)』から、半ば志摩スペイン村の観覧ガイドと化した第40話『俺たちの邂逅(前編)』までの全四編が収録されています。バトル、七夕祭り、修学旅行、またバトル、とイベント盛りだくさんな一冊となっております。
 気になる付録のプロモーション・カードは《繁茂》。イラストはおっさんが「うわっ……私の植物、育ちすぎ……?」みたいな顔をした基本セット『第6版』のやつです。過去の例に漏れず、このイラストの《繁茂》がプロモーション・カード化されるのは初とのことですよ。
 また、コミックスと同日発売の月刊少年エース8月号には、ルーと久遠の過去を描いた第41話『俺たちの邂逅(中編)』が掲載されます。ひさしぶりに表紙をいただきましたので、慧美、八雲、ルーの三人が傘を差している梅雨らしいイラストをぜひ書店でお探しください。

余談
 『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』もとうとう巻数がふた桁に突入したということで、お気持ち表明など。
 この連載を立ち上げたとき、小品ではなく、ある程度ボリュームのあるものにしたいと考えていました。というよりも、『マジック:ザ・ギャザリング』とそれを取り巻くカルチャーをしっかり描こうとしたら、そうならざるを得ないだろうと。まだ道半ばとはいえ、ここまで当初の目標を実現できているのは、担当さんをはじめとした関係各位、そして作品を支持してくださる読者のみなさまのおかげです。あとはまあ、僕と横田卓馬先生の才能……ですかね……。
 つい調子に乗りましたが、巻数も十冊を数え、最近は終盤の展開に向けて種を蒔く機会も増えてきました。本作は『サザエさん』や『ドラえもん』のテレビアニメのように「つづけられるかぎりつづく」という性質のものではございません。いまも最後のひとコマまでの距離を少しずつ縮めている最中です。
 どうかそのときが訪れるまでおつきあいください。

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