『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第15巻が発売されます

 お待ちかねの新刊ですよ、奥さん!

『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第15巻発売
 今回も告知がギリギリになってしまいましたが、来る4月26日に『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第15巻が発売されます。この巻から物語は『メルカディアン・マスクス』環境に突入。カバーイラストでも純喫茶しぶやまの常連たちがパックを開封しています。

 今回は、はじめと慧美があわや月刊青年エースかという展開になる第56話『俺たちの展望』から、体育教師の野宮が運動会で『オナニーマスター黒沢』ぶりに張りきる第59話『俺たちの二律背反』までの全三編が収録されています。次巻からはじまる最終章に向けて、物語の結末を想像しながら楽しんでもらえるような巻になっているのではないかと。
 付録のプロモーション・カードは『メルカディアン・マスクス』の強力ピッチスペル『殺し』。空前絶後の殺し屋ブームと言われるマンガ業界のビッグウェーブに、このマンガも乗っていこうというわけですな。『マジック:ザ・ギャザリング』のX公式アカウントでプロモーション・カードの情報が解禁されてから、僕のところにも多くの反響が届いておりまして、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の国内オフィスがある方角に一日五回礼拝する日々です。
 コミックスと同日発売の月刊少年エース6月号には第60話『俺たちの千年紀』がセンターカラーで掲載されます。八雲が某女性シンガーソングライターのコスプレをしている扉絵をお見のがしなく!

あたそさんの同人誌に寄稿しました
 『女を忘れるといいぞ』『孤独も板につきまして』などの著作で知られるライターのあたそさんの同人誌に、『もとかのしんだ。』というショートエッセイを寄稿しました。5月19日開催の文学フリマ東京38とBOOTHで販売されます。

 あたそさんとは八年ほど前から交流がありまして、トークイベントに招待してもらったり、蒲田で安酒を飲んだりしていました。頻繁に遊ぶような関係ではないのですが、「俺たちなに?」と聞かれたら、「え? チーム友だち」という感じですね。
 個人的に、『オナニーマスター黒沢』のころから一貫して、表現を変えながら喪失と再生の物語を紡いできたつもりでいます。この同人誌のテーマが「痛みや喪失、そこからの回復に関する文章」ということで、僕にしか書けないものが書けたような、そうでもないような。
 昨年、東北芸術工科大学が発行している文芸誌『文芸ラジオ』に『死ねない朝に聴く音楽』という短編小説を寄稿いたしました。今回のショートエッセイと同じ体験談をベースにしておりますので、こちらもご興味がおありでしたらぜひ。

 ではそんなところで!

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